ICSC 1723 - アクリル酸-2-ヒドロキシエチル

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アクリル酸-2-ヒドロキシエチル	ICSC: 1723 (11月 2008)
2-ヒドロキシエチル=アクリラート HEA 2-ヒドロキシエチルアクリレート

CAS登録番号： 818-61-1

国連番号： 2927

EINECS番号： 212-454-9

	一次災害	予防	消火活動
火災・爆発	可燃性。加熱すると、破裂の危険を伴う圧力上昇が起こる。	裸火禁止。	水噴霧、乾燥粉末消火剤、アルコール耐性泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。火災時：水を噴霧して容器類を冷却する。

ミストの発生を防ぐ！あらゆる接触を避ける！
	症状	予防	応急処置
吸入	咳。咽頭痛。灼熱感。息苦しさ。	換気(粉末でない場合)、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。	新鮮な空気、安静。半座位。直ちに医療機関に連絡する。
皮膚	吸収される可能性あり！発赤。痛み。	保護手袋。保護衣。	少なくとも15分間多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。直ちに医療機関に連絡する。
眼	充血。痛み。かすみ眼。	呼吸用保護具と併用して、安全眼鏡または眼用保護具を着用する。	多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。直ちに医療機関に連絡する。
経口摂取	咽頭痛。灼熱感。脱力感。誤嚥の危険性！	作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。	口をすすぐ。吐かせない。コップ1、2杯の水を飲ませる。直ちに医療機関に連絡する。

漏洩物処理	分類・表示
・個人用保護具：化学保護衣および空気中濃度に応じた有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク・この物質を環境中に放出してはならない・漏れた液を、ふた付きの容器に集める・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる・地域規則に従って保管・処理する	国連GHS判定基準に準拠皮膚に接触、または吸入すると、生命に危険飲み込むと有害皮膚刺激強い眼刺激アレルギー性皮膚反応のおそれ飲み込んで気道に侵入すると、有害のおそれ水生生物に、非常に強い毒性輸送国連分類国連危険物分類(UN Hazard Class)：6.1; 国連包装等級(UN Packing Group)：II
貯蔵
・安定化した状態でのみ貯蔵・暗所に保管・冷所・床面に沿って換気・消火により生じる流出物を収容するための用意・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない・海洋汚染物質

アクリル酸-2-ヒドロキシエチル

ICSC: 1723

物理学的・化学的情報
物理的状態；外観特徴的な臭気のある、無色の液体。物理的危険性化学的危険性加熱や過酸化物との接触、光の影響下で重合することがある。加熱すると、激しく燃焼、または爆発することがある。刺激臭のある煙を生じる。安定化していない場合、自然に重合することがある。	化学式： C₅H₈O₃ 分子量： 116.1 ・沸点：210℃ ・融点：-60.2℃ ・密度：1.1 g/cm³ ・水への溶解度：混和する・蒸気圧：7.0 Pa (25℃) ・相対蒸気密度(空気＝1)：4.0 ・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気＝1)：1.0 ・引火点：101℃ (c.c.) ・log Pow (オクタノール/水分配係数)：-0.21 ・粘度：5.2 mm²/s (15℃)

物理学的・化学的情報

物理的状態；外観
特徴的な臭気のある、無色の液体。

物理的危険性

化学的危険性
加熱や過酸化物との接触、光の影響下で重合することがある。加熱すると、激しく燃焼、または爆発することがある。刺激臭のある煙を生じる。安定化していない場合、自然に重合することがある。

化学式： C₅H₈O₃
分子量： 116.1
・沸点：210℃
・融点：-60.2℃
・密度：1.1 g/cm³
・水への溶解度：混和する
・蒸気圧：7.0 Pa (25℃)
・相対蒸気密度(空気＝1)：4.0
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気＝1)：1.0
・引火点：101℃ (c.c.)
・log Pow (オクタノール/水分配係数)：-0.21
・粘度：5.2 mm²/s (15℃)

暴露・健康への影響
曝露経路体内への吸収経路：蒸気の吸入、経皮および経口摂取。短期曝露の影響本物質は、眼、皮膚および気道を重度に刺激する。液体を飲み込むと、肺に吸い込んで化学性肺炎を起こすことがある。	吸入の危険性 20℃で気化すると空気は汚染されて、きわめて急速に、有害濃度に達することがある。長期または反復曝露の影響反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。｢注｣参照。

暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路：蒸気の吸入、経皮および経口摂取。

短期曝露の影響
本物質は、眼、皮膚および気道を重度に刺激する。液体を飲み込むと、肺に吸い込んで化学性肺炎を起こすことがある。

吸入の危険性
20℃で気化すると空気は汚染されて、きわめて急速に、有害濃度に達することがある。

長期または反復曝露の影響
反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。｢注｣参照。

許容濃度
MAK 皮膚感作 (SH)；

環境
・水生生物に対して強い毒性がある・環境中に放出しないように、強く勧告する

注
・添加された安定剤や抑制剤がこの物質の毒性に影響を与える可能性があるので、専門家に相談する・他のアクリル酸類と交差感作をおこすことがある

付加情報

欧州分類
記号：T， N; R：24-34-43-50; S：(1/2)-26-36/39-45-61; Note：D