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アジピン酸ブチルICSC: 1705 (4月 2008)
ヘキサン二酸ジブチルエステル
CAS登録番号: 105-99-7
国連番号: 3082
EINECS番号: 203-350-4

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。    裸火禁止。    水噴霧、乾燥粉末消火剤を使用する。   

 ミストの発生を防ぐ!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。  換気を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚 発赤。  保護手袋。  多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 
  安全眼鏡を着用する。  多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:保護手袋
・この物質を環境中に放出してはならない
・漏れた液を、密閉式の容器に集める
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

注意喚起語:警告
軽度の皮膚刺激
水生生物に毒性 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):9; 国連包装等級(UN Packing Group):III 

貯蔵
・強酸化剤および強酸から離しておく
・消火により生じる流出物を収容するための用意
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
 
包装
 
アジピン酸ブチル ICSC: 1705
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無色の液体。 

物理的危険性
 

化学的危険性
 

化学式: C14H26O4/[CH2 CH2 CO2 (CH2)3 CH3]2
分子量: 258.4
・沸点:183℃
・融点:-38℃
・比重(水=1):0.96
・水への溶解度(25℃) :0.0035 g/100 ml (非常に溶けにくい)
・蒸気圧:0.021 Pa (25℃)
・相対蒸気密度(空気=1):8.9
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.00
・引火点:113℃ (c.c.)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):4.17  


暴露・健康への影響

曝露経路
 

短期曝露の影響
本物質は、皮膚を軽度に刺激する。 

吸入の危険性
20℃ではほとんど気化しない。しかし、 噴霧すると、浮遊粒子が急速に不快濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
・水生生物に対して毒性がある
・環境中に放出しないように、強く勧告する
 

 

付加情報
  欧州分類
 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021