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ニコチン酸ICSC: 1702 (4月 2008)
ナイアシン
ピリジン-3-カルボン酸
CAS登録番号: 59-67-6
EINECS番号: 200-441-0

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  空気中で粒子が細かく拡散して、爆発性の混合気体を生じる。  裸火禁止。  粉塵の堆積を防ぐ。 密閉系、粉塵防爆型電気設備および照明。  水噴霧、泡消火薬剤、粉末消火薬剤、二酸化炭素を使用する。   

 粉塵の拡散を防ぐ!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。  粉塵の吸入を避ける。  新鮮な空気、安静。 
皮膚   保護手袋。  多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 
充血。  安全ゴーグルを着用する。  多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 
経口摂取 顔面紅潮。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

眼刺激
水生生物に有害 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
・強酸、塩基および酸化剤から離しておく
 
包装
 
ニコチン酸 ICSC: 1702
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
白色の結晶、または結晶性の粉末。 

物理的危険性
粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。 

化学的危険性
燃焼すると、有毒なガス(窒素酸化物など)を生成する。 酸化剤、強酸および塩基と反応する。 

化学式: C6H5NO2/HOOC5H4N
分子量: 123.1
・融点:236.6℃
・密度:1.5 g/cm³
・水への溶解度(20℃) :1.8 g/100 ml (溶ける)
・引火点:193℃ (c.c.)
・発火温度:580℃
・爆発限界:25 - ? vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):-2.43  


暴露・健康への影響

曝露経路
 

短期曝露の影響
本物質は、眼を軽度に刺激する。 

吸入の危険性
とくに粉末状の場合、拡散すると急速に、浮遊粒子が不快濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
・水生生物に対して有害である
 

 

付加情報
  欧州分類
 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021