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オクタブロモジフェニルエーテルICSC: 1667 (11月 2008)
DPBDE
CAS登録番号: 32536-52-0
EINECS番号: 251-087-9

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。        周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。   

 授乳期の女性への曝露を避ける!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。  粉塵の吸入を避ける。 換気を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚   保護手袋。  洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
  安全眼鏡を着用する。  多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
 

国連GHS判定基準に準拠

cancer;health haz
生殖能または胎児への、悪影響のおそれの疑い
授乳中の子に害を及ぼすのおそれ 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・食品や飼料から離しておく
 
包装
 
オクタブロモジフェニルエーテル ICSC: 1667
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
白色の 薄片または粉末。 

物理的危険性
データなし。 

化学的危険性
加熱すると、分解する。 臭素などの腐食性のガスを生じる。 

化学式: C12H2Br8O/C6HBr4-O-C6HBr4
分子量: 801.38
・融点:167-257℃
・「注」参照
・比重(水=1):2.9
・水への溶解度 : 非常に溶けにくい
・蒸気圧:ほとんどない
・log Pow (オクタノール/水分配係数):6.29  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
 

吸入の危険性
急速に、浮遊粒子が不快濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
動物試験では人で生殖・発生毒性を引き起こす可能性があることが示されている。 肝臓に影響を与えることがある。 


許容濃度
 

環境
・この物質の、環境への影響は十分に調べられていない
 

・本物質は様々な融点と沸点をもち、これは構成物質の特性と個々の製造工程を反映している 

付加情報
  欧州分類
記号:T; R:61-62; S:53-45 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021