« 検索結果一覧に戻る  
C10〜13 アルキルベンゼンスルホン酸, ナトリウム塩ICSC: 1602 (10月 2005)
LAS
ナトリウムアルキルベンゼンスルホナート
CAS登録番号: 68411-30-3
EINECS番号: 270-115-0

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。        周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。   

   
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚 発赤。 痛み。  保護手袋。  多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 
充血。 痛み。 熱傷。  安全ゴーグルを着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 下痢。 吐き気。 嘔吐。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 吐かせない。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
・酸から離しておく
 
包装
 
C10〜13 アルキルベンゼンスルホン酸, ナトリウム塩 ICSC: 1602
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
様々な形状の固体。 

物理的危険性
 

化学的危険性
加熱すると、分解する。 イオウ酸化物を含む、有毒で腐食性のフュームを生じる。 酸と反応する。 イオウ酸化物を含む、有毒で腐食性のフュームを生じる。 

化学式: C11.6H24.2C6H4SO3Na
分子量: 342.4
・沸点:637℃
・融点:277℃
・比重(水=1):1.06
・水への溶解度(20℃) :25 g/100 ml
・蒸気圧:ほとんどない
・log Pow (オクタノール/水分配係数):3.32  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は眼に対して、腐食性を示す。 本物質は、皮膚および気道を刺激する。 

吸入の危険性
拡散すると、浮遊粒子が急速に、有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
・水生生物に対して毒性がある
 

・通常、濃度50%で市販されている
・アルキル直鎖は主として10~13の炭素原子を有する。およそのモル比(総構成要素に対するアルキル鎖の長さのパーセンテージ)はC10:C11:C12:C13=13:30:33:24である
・米国で入手可能な直鎖アルキルベンゼンスルホン酸は0~5%のC14も含有している 

付加情報
  欧州分類
 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021