ICSC 1575 - シクロテトラメチレンテトラニトラミン

シクロテトラメチレンテトラニトラミン	ICSC: 1575 (4月 2005)
オクトゲン HMX

CAS登録番号： 2691-41-0

国連番号： 0226 (湿潤) 国連番号： 0484 (鈍化)

EINECS番号： 220-260-0

	一次災害	予防	消火活動
火災・爆発	火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。火災および爆発の危険性がある。爆発性。	裸火禁止、火花禁止、禁煙。密閉系、換気、防爆型電気設備および照明設備。摩擦や衝撃を与えない。	周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。安全な場所から消火作業を行う。


	症状	予防	応急処置
吸入	｢経口摂取｣参照。	換気(粉末でない場合)、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。	新鮮な空気、安静。
皮膚	吸収される可能性あり！発赤。	保護手袋。保護衣。	汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
眼	充血。痛み。	粉末の場合には呼吸用保護具と併用して、安全眼鏡または眼用保護具を着用する。	数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。
経口摂取	錯乱。嗜眠。痙攣。意識喪失。	作業中は飲食、喫煙をしない。	口をすすぐ。医療機関に連絡する。

漏洩物処理	分類・表示
・危険区域から立ち退く！・専門家に相談する！・すべての発火源を取り除く・個人用保護具：化学保護衣・漏洩物を、水で覆う・残留分を、注意深く集める・地域規則に従って保管・処理する・下水に流してはならない・この物質を環境中に放出してはならない	国連GHS判定基準に準拠輸送国連分類国連危険物分類(UN Hazard Class)：1.1D; 国連包装等級(UN Packing Group)：II
貯蔵
・耐火設備・強塩基および強酸から離しておく・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
包装

シクロテトラメチレンテトラニトラミン

ICSC: 1575

物理学的・化学的情報
物理的状態；外観無色の結晶。物理的危険性流動、撹拌などにより、静電気が発生することがある。粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。化学的危険性加熱すると、激しく燃焼、または爆発することがある。衝撃を加えると、または摩擦を加えると、または振動を加えると、爆発的に分解することがある。加熱すると、分解する。窒素酸化物などの、有毒なガスを生じる。酸および塩基と激しく反応する。	化学式： C₄H₈N₈O₈ 分子量： 296.2 ・融点：275℃ ・密度：1.9 g/cm³ ・水への溶解度：溶けない・蒸気圧：<0.1 Pa (25℃) ・発火温度：234℃

物理学的・化学的情報

物理的状態；外観
無色の結晶。

物理的危険性
流動、撹拌などにより、静電気が発生することがある。粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。

化学的危険性
加熱すると、激しく燃焼、または爆発することがある。衝撃を加えると、または摩擦を加えると、または振動を加えると、爆発的に分解することがある。加熱すると、分解する。窒素酸化物などの、有毒なガスを生じる。酸および塩基と激しく反応する。

化学式： C₄H₈N₈O₈
分子量： 296.2
・融点：275℃
・密度：1.9 g/cm³
・水への溶解度：溶けない
・蒸気圧：<0.1 Pa (25℃)
・発火温度：234℃

暴露・健康への影響
曝露経路体内への吸収経路：エアロゾルの吸入、経皮および経口摂取。短期曝露の影響本物質は、眼および皮膚を刺激する。中枢神経系に影響を与えることがある。被刺激性、痙攣および意識低下を生じることがある。医学的な経過観察が必要である。	吸入の危険性拡散すると、浮遊粒子が急速に、有害濃度に達することがある。長期または反復曝露の影響腎臓および肝臓に影響を与えることがある。

暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路：エアロゾルの吸入、経皮および経口摂取。

短期曝露の影響
本物質は、眼および皮膚を刺激する。中枢神経系に影響を与えることがある。被刺激性、痙攣および意識低下を生じることがある。医学的な経過観察が必要である。

吸入の危険性
拡散すると、浮遊粒子が急速に、有害濃度に達することがある。

長期または反復曝露の影響
腎臓および肝臓に影響を与えることがある。

許容濃度

環境
・環境に有害な場合がある。水生生物への影響にとくに注意すること

注
・閉ざされた場所で燃焼すると、爆轟することがある・この物質は15％(質量)以上の水で湿性化、あるいはワックスで鈍性化した場合のみ輸送することができる

付加情報

欧州分類