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t-オクチルメルカプタンICSC: 1494 (11月 2003)
t-オクタンチオール
2,4,4-トリメチル-2-ペンタンチオール
CAS登録番号: 141-59-3
国連番号: 3023
EINECS番号: 205-490-1

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 引火性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  46℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。  裸火禁止、火花禁止、禁煙。  46℃以上では、密閉系、換気、および防爆型電気設備。  粉末消火薬剤、二酸化炭素、泡消火薬剤を使用する。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 

 作業環境管理を厳密に!  
  症状 予防 応急処置
吸入 頭痛。 吐き気。 嘔吐。 めまい。 意識喪失。  換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 人工呼吸が必要なことがある。 医療機関に連絡する。 
皮膚   保護手袋。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
充血。  呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 「吸入」参照。
 
作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。  口をすすぐ。 吐かせる(意識がある場合のみ!)。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣
・漏れた液やこぼれた液を、密閉式の容器にできる限り集める
・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1; 国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):3; 国連包装等級(UN Packing Group):I 

貯蔵
・耐火設備
・強塩基、強酸および酸化剤から離しておく
 
包装
 
t-オクチルメルカプタン ICSC: 1494
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
特徴的な臭気のある、無色の液体。 

物理的危険性
 

化学的危険性
燃焼すると、分解する。 硫化水素およびイオウ酸化物などの、有毒なガスを生じる。 酸化剤と 激しく反応する。 火災の危険を生じる。 強酸、強塩基および強還元剤と反応する。 多くの金属およびゴムを侵す。 

化学式: C8H18S / (CH3)2CSHCH2C(CH3)3
分子量: 146.3
・沸点:155℃
・融点:-74℃
・比重(水=1):0.85
・水への溶解度 : 溶けない
・相対蒸気密度(空気=1):5.0
・引火点:46℃ (o.c.)
・爆発限界:0.8-? vol%(空気中) 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入、経皮および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、眼を軽度に刺激する。 中枢神経系に影響を与えることがある。 痙攣、意識低下および呼吸抑制を生じることがある。 曝露すると、死を引き起こすことがある。 

吸入の危険性
20℃で気化したとき、空気中で有害濃度に達する速度は不明である。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
・この物質の、環境への影響は十分に調べられていない
 

 

付加情報
  欧州分類
 

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