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エチルアミン(50〜70%水溶液)ICSC: 1482 (5月 2003)
エタナミン
アミノエタン
モノエチルアミン
CAS登録番号: 75-04-7
国連番号: 2270
EINECS番号: 200-834-7

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 引火性がきわめて高い。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  蒸気/空気の混合気体は、爆発性である。  裸火禁止、火花禁止、禁煙。  密閉系、換気、防爆型電気設備および照明設備。  水噴霧、乾燥粉末消火剤、アルコール耐性泡消火薬剤を使用する。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 

 ミストの発生を防ぐ! 作業環境管理を厳密に!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 息苦しさ。 咽頭痛。  換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 半座位。 人工呼吸が必要なことがある。 医療機関に連絡する。 
皮膚 吸収される可能性あり! 発赤。 痛み。  保護衣。 保護手袋。  多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 医療機関に連絡する。 汚染された衣服を脱がせる。 
充血。 痛み。 かすみ眼。  呼吸用保護具と併用して、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 腹痛。 灼熱感。 下痢。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 吐かせない。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・危険区域から立ち退く!
・専門家に相談する!
・個人用保護具:空気中濃度に応じた有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク
・換気
・すべての発火源を取り除く
・こぼれた液を、で注意深く中和する
・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):3; 国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):8; 国連包装等級(UN Packing Group):II 

貯蔵
・耐火設備
・冷所
・密封
・酸および酸化剤から離しておく
 
包装
 
エチルアミン(50〜70%水溶液) ICSC: 1482
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
刺激臭のある無色の水溶液。 

物理的危険性
蒸気は空気より重く、地面に沿って移動して、遠距離発火の可能性がある。 

化学的危険性
本物質は、強塩基、。 酸と 激しく反応し、腐食性を示す。 強酸化剤および有機化合物と 激しく反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 多くの非鉄金属およびプラスチック類を侵す。 

化学式: C2H5NH2 / C2H7N
分子量: 45.1
・沸点:17℃
・融点:-81℃
・比重(水=1):0.81
・蒸気圧:53.3 kPa (2℃)
・相対蒸気密度(空気=1):1.6
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.3
・引火点:-18℃ (c.c.)
・発火温度:385℃
・爆発限界:3.5-14 vol%(空気中) 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:蒸気の吸入、経皮および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、眼、皮膚および気道を重度に刺激する。 

吸入の危険性
20℃で気化すると空気が汚染されて、 きわめて急速に有害濃度に達する。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
TLV: 5 ppm (TWA); 15 ppm (STEL); (皮膚);.
MAK: 9.4 mg/m3;5 ppm; ピーク曝露限度カテゴリー: I(2); 妊娠中のリスクグループ: D;.
EU-OEL: 9.4 mg/m3, 5 ppm (TWA); 

環境
・水生生物に対して有害である
 

・エチルアミン(圧力容器入り気体)(ICSC番号 0153)も参照のこと
・物理的性質はすべて70%溶液についてである 

付加情報
  欧州分類
記号:F+, Xi; R:12-36/37; S:(2)-16-26-29 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021