発煙硫酸 | ICSC: 1447 (11月 2016) |
発煙硫酸 ジチオン酸 ピロ硫酸 |
CAS登録番号: 8014-95-7 |
国連番号: 1831 |
一次災害 | 予防 | 消火活動 | |
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火災・爆発 | 不燃性。 多くの反応により、火災や爆発を生じることがある。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。 塩基、可燃性物質、還元剤、水または有機物と接触すると、火災および爆発の危険性がある。 | 混触危険物との接触禁止: 「化学的危険性」参照。 |
水は不可。 周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。 火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 この物質に水が直接かからないようにする。 |
ミストの発生を防ぐ! あらゆる接触を避ける! いずれの場合も医師に相談! | |||
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症状 | 予防 | 応急処置 | |
吸入 | 咳。 咽頭痛。 灼熱感。 息切れ。 息苦しさ。 | 換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。 | 新鮮な空気、安静。 半座位。 人工呼吸が必要なことがある。 直ちに医療機関に連絡する。 |
皮膚 | 発赤。 痛み。 水疱。 重度の皮膚熱傷。 | 保護手袋。 保護衣。 エプロン。 | 応急処置を行うときは、保護手袋を着用する。 少なくとも15分間多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。 直ちに医療機関に連絡する。 |
眼 | 充血。 痛み。 かすみ眼。 重度の熱傷。 | 呼吸用保護具と併用して、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。 | 数分間多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 直ちに医療機関に連絡する。 |
経口摂取 | 口や喉の熱傷。 胸部の灼熱感。 腹痛。 嘔吐。 ショック/虚脱。 | 作業中は飲食、喫煙をしない。 | 口をすすぐ。 何も飲ませない。 吐かせない。 直ちに医療機関に連絡する。 |
漏洩物処理 | 分類・表示 |
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・危険区域から立ち退く! ・専門家に相談する! ・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣 ・この物質を環境中に放出してはならない ・おがくずや、可燃性吸収剤に吸収させてはならない ・漏れた液を、密閉式の容器に集める ・残留液を、乾燥砂または不活性吸収剤に吸収させる ・地域規則に従って保管・処理する ・残留分を、石灰またはソーダ灰で注意深く中和する |
国連GHS判定基準に準拠 注意喚起語:危険
吸入すると、生命に危険重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷 呼吸器への刺激のおそれ 金属腐食のおそれ 「注」参照 輸送 |
貯蔵 | |
・乾燥 ・食品や飼料および混触危険物質から離しておく ・「化学的危険性」参照 ・元の包装でのみ貯蔵 ・床面に沿って換気 |
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包装 | |
・破損しない包装 ・破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる ・気密 ・食品や飼料と一緒に輸送してはならない |
発煙硫酸 | ICSC: 1447 |
物理学的・化学的情報 | |
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物理的状態;外観
物理的危険性
化学的危険性
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化学式: H2SO4.O3S |
暴露・健康への影響 | |
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曝露経路
短期曝露の影響
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吸入の危険性
長期または反復曝露の影響
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許容濃度 |
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環境 |
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・水生生物に対して有害である |
注 |
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・肺水腫の症状は、2~3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である ・IARCは、無機強酸のミストを発がん性(group 1)とみなしている。しかし、本物質は、ミスト以外の物理的形状による発がん性情報はない。したがって、GHSにおいて発がん性区分を適用できない ・この物質中に水を注いではならない。溶解または希釈する時は、必ず水の中にこの物質をゆっくり加えること ・遊離型三酸化イオウ量がさまざまなので、物理的性質は変化する。したがって分子量を表すことはできない。 ・報告された蒸気圧の値は、大きく異なり0.3~21.9 kPaまである ・沸点(% SO3):138℃ (20%)、116℃ (30%)、60℃ (65%) ・融点(% SO3):2℃ (20%)、21℃ (30%)、5℃ (65%) ・ICSC 0362 および 1202 参照 |
付加情報 | ||
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欧州分類 記号:C; R:14-35-37; S:(1/2)-26-30-45; Note:B |
ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。 © 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021 |
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