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ジプロピルケトンICSC: 1414 (5月 2002)
ヘプタン-4-オン
ブチロン
CAS登録番号: 123-19-3
国連番号: 2710
EINECS番号: 204-608-9

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 引火性。  49℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。  裸火禁止、火花禁止、禁煙。  49℃以上では、密閉系、換気、および防爆型電気設備。  アルコール耐性泡消火薬剤、乾燥粉末消火剤、二酸化炭素を使用する。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 

 ミストの発生を防ぐ!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。 嗜眠。 傾眠。 頭痛。  換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。 
皮膚 発赤。 皮膚の乾燥。  保護手袋。  多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 
充血。  安全ゴーグルを着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 吐き気。 嘔吐。 下痢。 めまい。 嗜眠。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク
・すべての発火源を取り除く
・換気
・漏れた液やこぼれた液を、密閉式の容器にできる限り集める
・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):3; 国連包装等級(UN Packing Group):III 

貯蔵
・耐火設備
・強酸化剤から離しておく
・密封
 
包装
 
ジプロピルケトン ICSC: 1414
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
特徴的な臭気のある、無色の液体。 

物理的危険性
 

化学的危険性
酸化剤、塩基および還元剤と反応する。 

化学式: C7H14O / (CH3CH2CH2)2CO
分子量: 114.2
・沸点:144-146℃
・融点:-33℃
・比重(水=1):0.8
・水への溶解度(20℃) : 非常に溶けにくい
・蒸気圧:0.7 kPa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.9
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.01
・引火点:49℃
・発火温度:430℃
・爆発限界: vol%(空気中)「注」参照 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:蒸気の吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、眼および皮膚を軽度に刺激する。 蒸気は、気道を刺激する。 高濃度で曝露すると、意識低下を引き起こすことがある。 

吸入の危険性
20℃で気化すると空気が汚染されて、 やや遅く有害濃度に達する; しかし、噴霧もしくは拡散すると、かなり急速に有害濃度に達する。 

長期または反復曝露の影響
皮膚の脱脂を起こし、乾燥やひび割れを生じることがある。 


許容濃度
TLV: 50 ppm (TWA); 

環境
 

・この物質は可燃性で引火点61℃未満であるが、文献では爆発限界は不明である 

付加情報
  欧州分類
記号:Xn; R:10-20; S:(2)-24/25 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
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