ICSC 1271 - プロパキザホップ

プロパキザホップ	ICSC: 1271 (6月 2011)

CAS登録番号： 111479-05-1

国連番号： 3077

	一次災害	予防	消火活動
火災・爆発	有機溶剤を含む液体製剤は、引火性のことがある。火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。		周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。

作業環境管理を厳密に！青少年や小児への曝露を避ける！
	症状	予防	応急処置
吸入	｢注｣参照。	局所排気、または呼吸用保護具を使用する。	新鮮な空気、安静。体調がよくないと感じた場合は医療機関を受診する。
皮膚	｢注｣参照。	保護手袋。保護衣。	汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
眼	充血。	安全眼鏡を着用する。	数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。
経口摂取	｢注｣参照。	作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。	口をすすぐ。体調がよくないと感じた場合は、医療機関を受診する。

漏洩物処理	分類・表示
・個人用保護具：空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク・この物質を環境中に放出してはならない・こぼれた物質を、密閉式の容器内に集める・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる・残留分を、注意深く集める・地域規則に従って保管・処理する	国連GHS判定基準に準拠注意喚起語：警告吸入すると有害飲み込むと有害のおそれ長期的影響により、水生生物に非常に強い毒性輸送国連分類国連危険物分類(UN Hazard Class)：9; 国連包装等級(UN Packing Group)：III
貯蔵
・消火により生じる流出物を収容するための用意・食品や飼料から離しておく・密封・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない

プロパキザホップ

ICSC: 1271

物理学的・化学的情報
物理的状態；外観無色～茶色の結晶。物理的危険性化学的危険性燃焼すると、分解する。塩化水素および窒素酸化物を含む、有毒で腐食性のフュームを生じる。	化学式： C₂₂H₂₂ClN₃O₅ 分子量： 443.9 ・融点：62-64℃ ・比重(水＝1)：1.3 ・水への溶解度(20℃) ：0.06 g/100 ml (非常に溶けにくい) ・蒸気圧：ほとんどない (20℃) ・log Pow (オクタノール/水分配係数)：4.6

物理学的・化学的情報

物理的状態；外観
無色～茶色の結晶。

物理的危険性

化学的危険性
燃焼すると、分解する。塩化水素および窒素酸化物を含む、有毒で腐食性のフュームを生じる。

化学式： C₂₂H₂₂ClN₃O₅
分子量： 443.9
・融点：62-64℃
・比重(水＝1)：1.3
・水への溶解度(20℃) ：0.06 g/100 ml (非常に溶けにくい)
・蒸気圧：ほとんどない (20℃)
・log Pow (オクタノール/水分配係数)：4.6

暴露・健康への影響
曝露経路体内への吸収経路：エアロゾルの吸入。短期曝露の影響本物質は、眼を軽度に刺激する。	吸入の危険性とくに粉末状の場合、拡散すると急速に、浮遊粒子が不快濃度に達することがある。長期または反復曝露の影響｢注｣参照。

暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路：エアロゾルの吸入。

短期曝露の影響
本物質は、眼を軽度に刺激する。

吸入の危険性
とくに粉末状の場合、拡散すると急速に、浮遊粒子が不快濃度に達することがある。

長期または反復曝露の影響
｢注｣参照。

許容濃度

環境
・水生生物に対して強い毒性がある・水生環境中で、長期にわたる影響を及ぼすことがある・通常の使用法でも、環境中へ放出される・不適切な廃棄などによる、さらなる放出を避けるよう十分注意すること

注
・この物質の、人の健康への影響に関するデータが不十分なので、最大の注意を払う必要がある・製剤に溶剤が使用されている場合は、その溶剤のICSCも参照のこと。・市販の製剤に用いられている溶剤が、この物質の物性および毒性を変化させることがある

付加情報

欧州分類