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トリネキサパックエチルICSC: 1268 (3月 1996)
CAS登録番号: 95266-40-3

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。 有機溶剤を含む液体製剤は、引火性のことがある。    裸火禁止。    水噴霧、粉末消火薬剤、泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。   

 青少年や小児への曝露を避ける!  
  症状 予防 応急処置
吸入 「注」参照。  局所排気を使用する。  新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。 
皮膚   保護手袋。  汚染された衣服を脱がせる。 多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 医療機関に連絡する。 
  安全眼鏡を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 「注」参照。
 
作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。  医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・下水に流してはならない
・こぼれた物質を、ふた付きの 密閉式容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
・個人用保護具:有害粒子用P2フィルター付マスク
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・消火により生じる流出物を収容するための用意
・食品や飼料から離しておく
・密封
 
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
トリネキサパックエチル ICSC: 1268
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
白色の粉末。 

物理的危険性
 

化学的危険性
 

化学式: C13H16O5
分子量: 252.3
・融点:36℃
・比重(水=1):1.3
・水への溶解度(20℃) :0.28-2.11 g/100 ml (pH-依存性)
・蒸気圧:0.003 Pa (20℃)
・引火点:133℃
・発火温度:355℃
・log Pow (オクタノール/水分配係数):2.44 (pH-依存性) 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入。 

短期曝露の影響
 

吸入の危険性
20℃で気化したとき、空気は汚染されても有害濃度に達しないか、達してもきわめて遅い; しかし、噴霧もしくは拡散すると、かなり急速に有害濃度に達する。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
・水生生物に対して有害である
・環境に有害な場合がある。藻類、水生植物および土壌生物への影響にとくに注意すること
・通常の使用法と異なる状況での環境中への放出を避ける
 

・この物質の、人の健康への影響に関するデータが不十分なので、最大の注意を払う必要がある
・製剤に溶剤が使用されている場合は、その溶剤のICSCも参照のこと。
・市販の製剤に用いられている溶剤が、この物質の物性および毒性を変化させることがある 

付加情報
  欧州分類
 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021