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塩化カルシウム(無水物)ICSC: 1184 (6月 2012)
CAS登録番号: 10043-52-4
EINECS番号: 233-140-8

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。        周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。   

 粉塵の拡散を防ぐ! いずれの場合も医師に相談! 
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。 灼熱感。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。 
皮膚 発赤。 皮膚の乾燥。 皮膚熱傷。  保護手袋。  汚染された衣服を脱がせる。 多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 直ちに医療機関に連絡する。 
充血。 痛み。 熱傷。  呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルを着用する。  数分間多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 直ちに医療機関に連絡する。 
経口摂取 口や喉の熱傷。 吐き気。 嘔吐。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 吐かせない。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 直ちに医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を多量の水で洗い流す
 

国連GHS判定基準に準拠

correxcl mark;warn
注意喚起語:危険
重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷
呼吸器への刺激のおそれ
飲み込むと有害のおそれ 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・亜鉛から離しておく
・乾燥
・密封
 
包装
・気密 
塩化カルシウム(無水物) ICSC: 1184
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無臭の 吸湿性の 無色の または 白色の結晶。 

物理的危険性
 

化学的危険性
加熱すると、分解する。 塩素(ICSC 0126 参照)有毒で腐食性のフュームを生じる。 水溶液は、弱塩基である。 水の存在下で、亜鉛を侵す。 引火性/爆発性ガス(水素-ICSC 0001 参照)を生じる。 水に激しく溶解し、多量の熱を放出する。 

化学式: CaCl2
分子量: 111.0
・沸点:1670℃
・融点:772℃
・密度:2.2 g/cm³ (25℃)
・水への溶解度(20℃) :74.5 g/100 ml (よく溶ける) 


暴露・健康への影響

曝露経路
全ての曝露経路で重度の局所への影響。 

短期曝露の影響
本物質は眼に対して、腐食性を示す。 本物質は、皮膚、上気道および胃腸管を重度に刺激する。 

吸入の危険性
拡散すると、浮遊粒子が急速に、有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。 鼻粘膜に影響を与えることがある。 組織損傷を生じることがある。 


許容濃度
 

環境
 

 

付加情報
  欧州分類
記号:Xi; R:36; S:(2)-22-24 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
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