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硝酸銀ICSC: 1116 (4月 2024)
CAS登録番号: 7761-88-8
国連番号: 1493
EINECS番号: 231-853-9

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性だが、他の物質の燃焼を助長する。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。 多くの反応により、火災や爆発を生じることがある。 「化学的危険性」参照。
   
引火性、可燃性物質、還元剤またはアセチレンとの接触禁止。 「化学的危険性」参照。
   
大量の水を使用する。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 

 粉塵の拡散を防ぐ! あらゆる接触を避ける!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咽頭痛。 咳。 胸骨背部の灼熱感。 息切れ。 息苦しさ。 頭痛。 倦怠感。 脱力感。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。 粉塵の吸入を避ける。  新鮮な空気、安静。 人工呼吸が必要なことがある。 医療機関に連絡する。 
皮膚 発赤。 痛み。 重度の皮膚熱傷。 水疱。  保護手袋。 保護衣。  少なくとも15分間多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。 医療機関に直ちに連絡する。 
充血。 痛み。 重度の熱傷。 視力喪失。  粉末の場合には呼吸用保護具と併用して、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 直ちに医療機関に連絡する。 
経口摂取 口や喉の熱傷。 腹痛。 吐き気。 嘔吐。 ショック/虚脱。 他の症状については、「吸入」参照。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 吐かせない。 直ちに医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣
・この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質を、ふた付きの 密閉式容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を多量の水で洗い流す
・おがくずや、可燃性吸収剤に吸収させてはならない
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

flam circlecorrenviro;aqua
注意喚起語:危険
火災または爆発の恐れ;強酸化剤
飲み込むと有害
重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷
長期的影響により、水生生物に非常に強い毒性 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):5.1; 国連包装等級(UN Packing Group):II 

貯蔵
・可燃性物質、還元剤および混触危険物質から離しておく
・「化学的危険性」参照
・密封
・元の容器でのみ貯蔵
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
・消火により生じる流出物を収容するための用意
 
包装
・破損しない包装 
硝酸銀 ICSC: 1116
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無臭の 無色の または 白色の結晶。 光に曝露すると灰色になる。 

物理的危険性
 

化学的危険性
加熱すると、分解する。 窒素酸化物などの有毒なフュームを生じる。 本物質は、強酸化剤。 可燃性物質、還元剤、酸、アセチレンおよび他の多くの物質と 激しく反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 ある種のプラスチック、ゴムおよび被覆剤を侵す。 

化学式: AgNO3
分子量: 169.89
・密度(20℃):4.35 g/ml
・444℃で分解する
・融点:212℃
・水への溶解度 : 非常によく溶ける 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:エアロゾルの吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は眼、皮膚および気道に対して、腐食性を示す。 経口摂取すると、腐食性を示す。 血管に影響を与えることがある。 メトヘモグロビン生成を生じることがある。 これらの影響は、遅れて現われることがある。 医学的な経過観察が必要である。 

吸入の危険性
20℃ではほとんど気化しない。しかし浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
血液に影響を与えることがある。 メトヘモグロビンの形成を生じることがある。 眼および皮膚(銀中毒/銀症)の 灰青色の変色を起こすことがある。 動物試験では人で生殖・発生毒性を引き起こす可能性があることが示されている。 


許容濃度
TLV: (Agとして) 0.01 mg/m3 (TWA).
EU-OEL: ((Agとして)): 0,01 mg/m3 (TWA);.
MAK: (吸引性画分): 0.01 mg/m3; ピーク曝露限度カテゴリー: I(2); 妊娠中のリスクグループ: D; 

環境
・水生生物に対して強い毒性がある
・水生環境中で、長期にわたる影響を及ぼすことがある
・環境中に放出しないように、強く勧告する
 

・曝露の程度によっては、定期検診を勧める
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要であるため、指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく
・汚染された衣服は(火災の危険があるため)、多量の水ですすぎ洗いする 

付加情報
  欧州分類
 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021