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炭酸水素ナトリウムICSC: 1044 (4月 2024)
重炭酸ナトリウム
重曹
CAS登録番号: 144-55-8
EINECS番号: 205-633-8

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。        周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。   

   
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。  局所排気を使用する。  新鮮な空気。 
皮膚      
充血。  安全眼鏡を着用する。  多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 
経口摂取 急性症状はない。    コップ1、2杯の水を飲ませる。 

漏洩物処理 分類・表示
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を多量の水で洗い流す
 

国連GHS判定基準に準拠

GHS判定基準による危険有害性分類なし 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・混触危険物質から離しておく
・「化学的危険性」参照
 
包装
 
炭酸水素ナトリウム ICSC: 1044
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
白色の微細な結晶性粉末。 

物理的危険性
 

化学的危険性
水溶液は、弱塩基である。 酸、ナトリウム-カリウム合金、ある種の金属およびアンモニウム化合物と反応する。 熱および二酸化炭素(ICSC 0021 参照)を生じる。 50℃以上で 加熱すると、分解する。 ナトリウム酸化物、二酸化炭素(ICSC 0021 参照)、水および刺激性のフュームを生じる。 ICSC 1135参照。 

化学式: NaHCO3
分子量: 84.0
・分解:「注」参照
・密度:2.1 g/cm³
・水への溶解度(20℃) :9.3 g/100 ml  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、眼を軽度に刺激する。 

吸入の危険性
とくに粉末状の場合、拡散すると急速に、浮遊粒子が不快濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
・本物質の環境への影響は、十分に調べられているが顕著な影響は見出されなかった 

・50°C下で分解し始め、270°C下で完全に分解される。 

付加情報
  欧州分類
 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021