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シュウ酸アンモニウムICSC: 1036 (6月 2012)
CAS登録番号: 1113-38-8
EINECS番号: 214-202-3

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。    裸火禁止。    水噴霧、粉末消火薬剤、泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。   

 粉塵の拡散を防ぐ!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 体調がよくないと感じた場合は医療機関を受診する。 
皮膚 発赤。 灼熱感。 痛み。  保護手袋。 保護衣。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
充血。 痛み。 熱傷。  呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 腹痛。 嘔吐。 痙攣。 嗜眠。 感覚鈍麻。 ショック/虚脱。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・こぼれた物質を、密閉式の容器内に集める
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

excl mark;warn
飲み込むと有害
皮膚および眼刺激
呼吸器系への刺激のおそれ 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・食品や飼料および酸化剤から離しておく
・乾燥
 
包装
 
シュウ酸アンモニウム ICSC: 1036
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無臭の 無色の 結晶性粉末。 

物理的危険性
粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。 

化学的危険性
加熱や燃焼により、分解する。 アンモニアおよび窒素酸化物を含む、有毒で腐食性のフュームを生じる。 酸化剤と反応する。 

化学式: C2H8N2O4 / NH4OOCCOONH4
分子量: 124.1
・70℃で分解する
・比重(水=1):1.50
・水への溶解度(20℃) :45 g/l (溶ける) 


暴露・健康への影響

曝露経路
 

短期曝露の影響
本物質は、眼、皮膚および気道を刺激する。 腎臓および経口摂取後のカルシウム平衡に影響を与えることがある。 機能障害を生じることがある。 高濃度に曝露すると、死を引き起こすことがある。 

吸入の危険性
20℃ではほとんど気化しない。しかし浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
腎臓に影響を与えることがある。 


許容濃度
 

環境
 

 

付加情報
  欧州分類
記号:Xn; R:21/22; S:(2)-24/25; Note:A 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021