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γ-ブチロラクトンICSC: 1020 (5月 2018)
ボルナン-2-オン
CAS登録番号: 96-48-0
EINECS番号: 202-509-5

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  混触危険物と接触すると、火災および爆発の危険性がある。 「化学的危険性」参照。
 
裸火禁止。  混触危険物との接触禁止: 「化学的危険性」参照。
 
水噴霧、粉末消火薬剤、アルコール耐性泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 

   
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。 嗜眠。  換気を使用する。  新鮮な空気、安静。 体調がよくないと感じた場合は医療機関を受診する。 
皮膚 吸収される可能性あり!  保護手袋。  応急処置を行うときは、保護手袋を着用する。 多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 
充血。 痛み。  安全ゴーグルを着用する。  数分間多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 直ちに医療機関に連絡する。 
経口摂取 嘔吐。 嗜眠。 息苦しさ。 意識喪失。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク
・この物質を環境中に放出してはならない
・漏れた液を、密閉式の容器に集める
・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

correxcl mark;warn
飲み込むと有害
重篤な眼の損傷
眠気やめまいのおそれ
水生生物に有害 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・元の容器でのみ貯蔵
・酸、アルコール、アミン、塩基および酸化剤から離しておく
・乾燥
・密封
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
 
包装
 
γ-ブチロラクトン ICSC: 1020
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無色の 油状 吸湿性液体。 

物理的危険性
 

化学的危険性
酸、塩基、アルコール、アミンおよび酸化剤と反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 燃焼すると、分解する。 刺激性のフュームを生じる。 

化学式: C4H6O2
分子量: 86.1
・沸点:204℃
・融点:-44℃
・比重(水=1):1.13 (20℃)
・水への溶解度 : 非常によく溶ける
・蒸気圧:0.15 kPa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.0
・引火点:98℃ (c.c.)
・発火温度:455℃
・爆発限界:1.4-16.0 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):-0.64  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:蒸気の吸入、経口摂取および経皮。 

短期曝露の影響
本物質は、眼を重度に刺激する。 経口摂取すると、中枢神経系に影響を与えることがある。 興奮および中枢神経系の抑制を生じることがある。 高濃度で曝露すると、呼吸不全、痙攣および意識喪失を引き起こすことがある。 「注」参照。 

吸入の危険性
20℃で気化したとき、空気中で有害濃度に達する速度は不明である。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
MAK 皮膚吸収 (H); 

環境
・水生生物に対して有害である
 

・アルコール飲料の摂取により有害作用が増大する 

付加情報
  欧州分類
 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021