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ジシクロペンタジエンICSC: 0873 (10月 2005)
3a,4,7,7a-テトラヒドロ-4,7-メタノインデン
3a,4,7,7a-テトラヒドロ-4,7-メタノ-1H-インデン
1,3-ジシクロペンタジエン
CAS登録番号: 77-73-6
国連番号: 2048
EINECS番号: 201-052-9

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 引火性。  32℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。  裸火禁止、火花禁止、禁煙。  32℃以上では、密閉系、換気、および防爆型電気設備。  大量の水、泡消火薬剤、二酸化炭素、粉末消火薬剤を使用する。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 

   
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。 頭痛。  換気(粉末でない場合)、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚 発赤。 痛み。  保護手袋。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
充血。 痛み。  安全ゴーグルを着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 腹痛。 吐き気。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・すべての発火源を取り除く
・個人用保護具:空気中濃度に応じた有機ガスおよび粒子用フィルター付マスク
・この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質を、ふた付きの 密閉式容器内に掃き入れる
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):3; 国連包装等級(UN Packing Group):III 

貯蔵
・安定化した状態でのみ貯蔵
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
・耐火設備
・冷所
・暗所に保管
・強酸化剤から離しておく
 
包装
 
ジシクロペンタジエン ICSC: 0873
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
特徴的な臭気のある、無色の結晶。 

物理的危険性
 

化学的危険性
爆発性過酸化物を生成することがある。 170℃以上で分解する。 酸化剤と反応する。 

化学式: C10H12
分子量: 132.2
・170-172℃で分解する
・融点:32-34℃
・密度:0.98 g/cm³
・水への溶解度(25℃) :0.002 g/100 ml
・蒸気圧:180 Pa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):4.6-4.7
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.01
・引火点:32℃ (o.c.)
・発火温度:503℃
・爆発限界:0.8-6.3 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):2.78  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、眼、皮膚および気道を刺激する。 

吸入の危険性
20℃で気化すると空気が汚染されて、 やや遅く有害濃度に達する; しかし、噴霧もしくは拡散すると、かなり急速に有害濃度に達する。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
TLV: 0,5 ppm (TWA); 1 ppm (STEL);.
MAK: 2.7 mg/m3;0.5 ppm; ピーク曝露限度カテゴリー: I(1); 妊娠中のリスクグループ: D; 

環境
・水生生物に対して毒性がある
 

・添加された安定剤や抑制剤がこの物質の毒性に影響を与える可能性があるので、専門家に相談する
・蒸留前に過酸化物をチェックする;検出された場合は除去する 

付加情報
  欧州分類
記号:F, Xn, N; R:11-20/22-36/37/38-51/53; S:(2)-36/37-61 

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