ICSC 0812 - ケテン

ケテン	ICSC: 0812 (10月 1997)

CAS登録番号： 463-51-4

EINECS番号： 207-336-9

	一次災害	予防	消火活動
火災・爆発	引火性がきわめて高い。気体/空気の混合気体は、爆発性である。	裸火禁止、火花禁止、禁煙。密閉系、換気、防爆型電気設備および照明設備。	粉末消火薬剤、二酸化炭素を使用する。水は不可。火災時：水を噴霧して圧力容器を冷却する。直接水をかけない。

作業環境管理を厳密に！
	症状	予防	応急処置
吸入	咳。息切れ。症状は遅れて現われることがある。｢注｣参照。	換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。	新鮮な空気、安静。半座位。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚	発赤。	保護手袋。	汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。
眼	充血。痛み。	呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルまたは眼用保護具を着用する。	数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。
経口摂取

漏洩物処理	分類・表示
・危険区域から立ち退く！・専門家に相談する！・換気・個人用保護具：自給式呼吸器付気密化学保護衣	国連GHS判定基準に準拠輸送国連分類
貯蔵
・この物質を貯蔵または輸送することはできない
包装

ケテン

ICSC: 0812

物理学的・化学的情報
物理的状態；外観特徴的な臭気のある、無色の気体。物理的危険性気体は空気より重く、地面に沿って移動し、遠距離発火の可能性がある。化学的危険性容易に重合することがある。多くの有機化合物と激しく反応する。水と反応する。酢酸を生じる。アルコールやアンモニア中で分解する。	化学式： C₂H₂O / CH₂=C=O 分子量： 42.0 ・沸点：-56℃ ・融点：-150℃ ・水への溶解度：反応する・相対蒸気密度(空気＝1)：1.4 ・引火点：引火性気体

物理学的・化学的情報

物理的状態；外観
特徴的な臭気のある、無色の気体。

物理的危険性
気体は空気より重く、地面に沿って移動し、遠距離発火の可能性がある。

化学的危険性
容易に重合することがある。多くの有機化合物と激しく反応する。水と反応する。酢酸を生じる。アルコールやアンモニア中で分解する。

化学式： C₂H₂O / CH₂=C=O
分子量： 42.0
・沸点：-56℃
・融点：-150℃
・水への溶解度：反応する
・相対蒸気密度(空気＝1)：1.4
・引火点：引火性気体

暴露・健康への影響
曝露経路体内への吸収経路：吸入。短期曝露の影響本物質は、眼、皮膚および気道を刺激する。このガスを吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある。これらの影響は、遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。｢注｣参照。	吸入の危険性容器を開放すると、空気中でこの気体は、きわめて急速に有害濃度に達する。長期または反復曝露の影響反復または長期のの吸入により、肺に影響を与えることがある。肺気腫および線維症を生じることがある。

暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路：吸入。

短期曝露の影響
本物質は、眼、皮膚および気道を刺激する。このガスを吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある。これらの影響は、遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。｢注｣参照。

吸入の危険性
容器を開放すると、空気中でこの気体は、きわめて急速に有害濃度に達する。

長期または反復曝露の影響
反復または長期のの吸入により、肺に影響を与えることがある。肺気腫および線維症を生じることがある。

許容濃度
TLV: (天井値) 0.05 ppm (STEL)；

環境

注
・水などの消火薬剤と激しく反応する・肺水腫の症状は、2～3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である・医師または医師が認定した者が、適切なスプレー剤を直ちに使用することを検討する・作業時のどの時点でも、許容濃度を超えてはならない

注

・水などの消火薬剤と激しく反応する
・肺水腫の症状は、2～3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である
・医師または医師が認定した者が、適切なスプレー剤を直ちに使用することを検討する
・作業時のどの時点でも、許容濃度を超えてはならない

付加情報

欧州分類