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ホサロンICSC: 0797 (11月 2010)
CAS登録番号: 2310-17-0
国連番号: 2783
EINECS番号: 218-996-2

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。 有機溶剤を含む液体製剤は、引火性のことがある。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。    裸火禁止。    水噴霧、粉末消火薬剤を使用する。   

 粉塵の拡散を防ぐ!  
  症状 予防 応急処置
吸入 めまい。 吐き気。 筋攣縮。 発汗。 縮瞳、筋痙攣、唾液分泌過剰。 嘔吐。 下痢。 息苦しさ。 痙攣。 咳。 かすみ眼。 意識喪失。  粉塵 ミストの吸入を避ける。 局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  直ちに医療機関に連絡する。 
皮膚 発赤。 他の症状については、「吸入」参照。  保護手袋。 保護衣。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 直ちに医療機関に連絡する。 
充血。  粉末の場合には呼吸用保護具と併用して、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 「吸入」参照。
 
作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。  口をすすぐ。 直ちに医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣
・この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質を、ふた付きの 密閉式容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

skull;toxicenviro;aqua
注意喚起語:危険
飲み込むと、または皮膚に接触すると有毒
吸入すると有害
アレルギー性皮膚炎を起こすおそれ
水生生物に、非常に強い毒性 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1; 国連包装等級(UN Packing Group):III 

貯蔵
・食品や飼料から離しておく
・密封
・換気のよい部屋に保管
・消火により生じる流出物を収容するための用意
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
 
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない
・重度の海洋汚染物質 
ホサロン ICSC: 0797
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
特徴的な臭気のある、無色の または 白色の結晶。 

物理的危険性
 

化学的危険性
加熱すると、分解する。 塩化水素、窒素酸化物、リン酸化物およびイオウ酸化物を含む、有毒で腐食性のフュームを生じる。 

化学式: C12H15ClNO4PS2
分子量: 367.8
・融点:47.5-48℃
・密度:1.4 g/cm³
・水への溶解度(25℃) :0.0003 g/100 ml (非常に溶けにくい)
・蒸気圧:ほとんどない (25℃)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):4.3
・引火点:100℃ (c.c.)  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入、経皮および経口摂取。 

短期曝露の影響
コリンエステラーゼ阻害。 神経系に影響を与えることがある。 痙攣および呼吸抑制を生じることがある。 これらの影響は、遅れて現われることがある。 医学的な経過観察が必要である。 曝露すると、死を引き起こすことがある。 本物質は、眼および皮膚を軽度に刺激する。 

吸入の危険性
浮遊粒子が急速に、有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
コリンエステラーゼ阻害。 影響が蓄積される可能性がある。 「一次災害/急性症状」参照。 反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。 


許容濃度
 

環境
・水生生物に対して強い毒性がある
・通常の使用法でも、環境中へ放出される
・不適切な廃棄などによる、さらなる放出を避けるよう十分注意すること
・食物連鎖において、生物濃縮が起こることがある
 

・市販の製剤に用いられている溶剤が、この物質の物性および毒性を変化させることがある
・作業衣を家に持ち帰ってはならない
・曝露の程度によっては、定期検診を勧める
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要であるため、指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく
・製剤に溶剤が使用されている場合は、その溶剤のICSCも参照のこと。 

付加情報
  欧州分類
記号:T, N; R:21-25-50/53; S:(1/2)-36/37-45-60-61 

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