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酸化カリウムICSC: 0769 (10月 2006)
CAS登録番号: 12136-45-7
国連番号: 2033
EINECS番号: 235-227-6

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。        粉末消火薬剤、二酸化炭素を使用する。 水系消火薬剤は不可。   

 粉塵の拡散を防ぐ! あらゆる接触を避ける! いずれの場合も医師に相談! 
  症状 予防 応急処置
吸入 咽頭痛。 咳。 灼熱感。 息苦しさ。 息切れ。  局所排気を使用する。 呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 半座位。 人工呼吸が必要なことがある。 直ちに医療機関に連絡する。 
皮膚 発赤。 痛み。 重度の皮膚熱傷。  保護手袋。 保護衣。  汚染された衣服を脱がせる。 多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 直ちに医療機関に連絡する。 
充血。 痛み。 熱傷。  呼吸用保護具と併用して、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 直ちに医療機関に連絡する。 
経口摂取 咽頭痛。 のどや胸の灼熱感。 ショック/虚脱。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 吐かせない。 直ちに医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣
・こぼれた物質を、ふた付きの 乾燥、プラスチック容器内に掃き入れる
・残留分を多量の水で洗い流す
 

国連GHS判定基準に準拠

corr
重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):8; 国連包装等級(UN Packing Group):II 

貯蔵
・強酸および食品や飼料から離しておく
・乾燥
 
包装
・気密
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
酸化カリウム ICSC: 0769
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
灰色の 吸湿性の 結晶性粉末。 

物理的危険性
 

化学的危険性
水溶液は、強塩基である。 酸と 激しく反応し、腐食性を示す。 水と 激しく反応する。 水酸化カリウムを生じる。 水の存在下で、多くの金属を侵す。 

化学式: K2O
分子量: 94.2
・350℃で分解する
・密度:2.3 g/cm³
・水への溶解度 : 反応する 


暴露・健康への影響

曝露経路
全ての曝露経路で重度の局所への影響。 

短期曝露の影響
本物質は眼、皮膚および気道に対して、腐食性を示す。 経口摂取すると、腐食性を示す。 エアロゾルを吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある。 「注」参照。 医学的な経過観察が必要である。 

吸入の危険性
拡散すると、浮遊粒子が急速に、有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
 

・水などの消火薬剤と、激しく反応する
・肺水腫の症状は、2~3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である
・医師または医師が認定した者による、適切な吸入療法の、迅速な施行を検討する
・ICSC 0357参照 

付加情報
  欧州分類
 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021