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インデノ(1,2,3-c,d)ピレンICSC: 0730 (3月 1999)
CAS登録番号: 193-39-5
EINECS番号: 205-893-2

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発         周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。   

 あらゆる接触を避ける!  
  症状 予防 応急処置
吸入   局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚   保護手袋。 保護衣。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
  呼吸用保護具と併用して、安全眼鏡または眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
・この物質を環境中に放出してはならない
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・消火により生じる流出物を収容するための用意
・密封
 
包装
 
インデノ(1,2,3-c,d)ピレン ICSC: 0730
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
黄色の結晶。 

物理的危険性
 

化学的危険性
加熱すると、有毒なフュームを生じる。 加熱すると、分解する。 有毒なのフュームを生じる。 

化学式: C22H12
分子量: 276.3
・沸点:536℃
・融点:164℃
・水への溶解度 : 溶けない
・log Pow (オクタノール/水分配係数):6.58  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:エアロゾルの吸入および経皮。 

短期曝露の影響
 

吸入の危険性
20℃ではほとんど気化しない。しかし浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
人で発がん性を示す可能性がある。 


許容濃度
MAK: 皮膚吸収 (H); 発がん性カテゴリー: 2; 

環境
・環境に有害な場合がある。大気の質および水質への影響にとくに注意すること
・魚類で、生物濃縮が起こることがある
 

・この物質は、とくに化石燃料やたばこなどの有機物の、通常不完全な燃焼や熱分解から発生する多環式芳香族炭化水素成分として存在する
・ACGIHによる提言:この物質を含む環境の評価は、コールタールピッチ揮発分のTLV-TWAがベンゼン可溶分として0.2 mg/m³としておこなう
・この物質の、人の健康への影響に関するデータが不十分なので、最大の注意を払う必要がある 

付加情報
  欧州分類
 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021