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過マンガン酸カリウムICSC: 0672 (11月 2016)
Permanganic acid potassium salt
CAS登録番号: 7722-64-7
国連番号: 1490
EINECS番号: 231-760-3

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性だが、他の物質の燃焼を助長する。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  可燃性物質または還元剤と接触すると、火災および爆発の危険性がある。  可燃性物質との接触禁止。    周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。   

 粉塵の拡散を防ぐ! 作業環境管理を厳密に! いずれの場合も医師に相談! 
  症状 予防 応急処置
吸入 灼熱感。 咳。 咽頭痛。 息切れ。 息苦しさ。 症状は遅れて現われることがある。  粉塵の吸入を避ける。 局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気。 半座位。 人工呼吸が必要なことがある。 直ちに医療機関に連絡する。 
皮膚 発赤。 皮膚熱傷。 痛み。  保護手袋。 保護衣。  応急処置を行うときは、保護手袋を着用する。 少なくとも15分間多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。 医療機関に連絡する。 
充血。 痛み。 重度の熱傷。  呼吸用保護具と併用して、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 直ちに医療機関に連絡する。 
経口摂取 灼熱感。 腹痛。 下痢。 吐き気。 嘔吐。 ショック/虚脱。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 摂取後数分以内の場合、小さなコップ1杯の水を飲ませる。 吐かせない。 直ちに医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣
・この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
・おがくずや、可燃性吸収剤に吸収させてはならない
 

国連GHS判定基準に準拠

flam circlecorrexcl mark;warncancer;health hazenviro;aqua
火災助長のおそれ;酸化剤
飲み込むと有害
重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷
生殖能または胎児への、悪影響のおそれの疑い
水生生物に、非常に強い毒性 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):5.1; 国連包装等級(UN Packing Group):II 

貯蔵
・可燃性物質、還元剤および粉末金属から離しておく
・密封
・消火により生じる流出物を収容するための用意
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
 
包装
・海洋汚染物質 
過マンガン酸カリウム ICSC: 0672
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
暗紫色の結晶。 

物理的危険性
 

化学的危険性
加熱すると、分解する。 有毒なガスおよび刺激性のフュームを生じる。 本物質は、強酸化剤。 可燃性物質や還元性物質と反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 金属粉末と 激しく反応する。 火災の危険を生じる。 

化学式: KMnO4
分子量: 158
・240℃で分解する
・密度:2.7 g/cm³
・水への溶解度(20℃) :6.4 g/100 ml (溶ける)
・蒸気圧:ほとんどない (20℃)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):1.73(計算値) 


暴露・健康への影響

曝露経路
全ての曝露経路で重度の局所への影響。 

短期曝露の影響
本物質は眼、皮膚および気道に対して、腐食性を示す。 経口摂取すると、腐食性を示す。 粉塵を吸入すると、眼や気道に腐食の影響が現われてから肺水腫を引き起こすことがある。 これらの影響は、遅れて現われることがある。 医学的な経過観察が必要である。 

吸入の危険性
とくに粉末状の場合、拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
肺に影響を与えることがある。 気管支炎および肺炎を生じることがある。 動物試験では人で生殖・発生毒性を引き起こす可能性があることが示されている。 


許容濃度
TLV: (Mnとして, 吸入性画分) 0.02 mg/m3 (TWA); (Mnとして, 吸引性画分) 0.1 mg/m3 (TWA); A4(人における発がん性が分類できていない物質).
EU-OEL: (マンガンとして、吸入性画分): 0.2 mg/m3 (TWA);.
EU-OEL: (マンガンとして、吸入性画分): 0.05 mg/m3 (TWA);.
MAK: (Mnとして, 吸引性画分): 0.2 mg/m3; (Mnとして, 吸入性画分): 0.02 mg/m3; ピーク曝露限度カテゴリー: II(1); 妊娠中のリスクグループ: C; (DFG 2016); 

環境
・水生生物に対して強い毒性がある
 

・汚染された衣服は(火災の危険があるため)、多量の水ですすぎ洗いする 

付加情報
  欧州分類
記号:O, Xn, N; R:8-22-50/53; S:(2)-60-61 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
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