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へキシレングリコールICSC: 0660 (8月 2003)
CAS登録番号: 107-41-5
EINECS番号: 203-489-0

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。  96℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。  裸火禁止。  96℃以上では、密閉系、換気、および防爆型電気設備。  水噴霧、粉末消火薬剤、アルコール耐性泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 

   
  症状 予防 応急処置
吸入 咽頭痛。 咳。  換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚 皮膚の乾燥。 発赤。  保護手袋。  汚染された衣服を脱がせる。 多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 
充血。 痛み。  安全ゴーグルを着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク
・換気
・漏れた液を、ふた付きの容器に集める
・残留分を多量の水で洗い流す
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・強酸化剤および強酸から離しておく
 
包装
 
へキシレングリコール ICSC: 0660
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
特徴的な臭気のある、無色の液体。 

物理的危険性
 

化学的危険性
強酸化剤および強酸と反応する。 

化学式: C6H14O2 / (CH3)2COHCH2CHOHCH3
分子量: 118.2
・沸点:198℃
・融点:-50℃
・比重(水=1):0.92
・水への溶解度 : 混和する
・蒸気圧:6.7 Pa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):4.1
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1
・引火点:96℃ (o.c.)
・発火温度:306℃
・爆発限界:1.2-8.1 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):0.58  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:エアロゾルの吸入。 

短期曝露の影響
本物質は、眼、皮膚および気道を刺激する。 

吸入の危険性
20℃で気化したとき、空気は汚染されても有害濃度に達しないか、達してもきわめて遅い。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。 


許容濃度
TLV: (蒸気およびエアロゾル) 25 ppm (TWA);.
TLV: (蒸気) 50 ppm (STEL);.
TLV: (吸引性のエアロゾル) 10 mg/m3 (STEL);.
MAK: 49 mg/m3; 10 ppm; ピーク曝露限度カテゴリー: I(2); 妊娠中のリスクグループ: D; 

環境
 

・作業時のどの時点でも、許容濃度を超えてはならない 

付加情報
  欧州分類
記号:Xi; R:36/38; S:(2) 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021