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2-クロロアセトアミドICSC: 0640 (4月 2007)
2-クロロアセタミド
CAS登録番号: 79-07-2
国連番号: 2811
EINECS番号: 201-174-2

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。        周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。   

 粉塵の拡散を防ぐ! あらゆる接触を避ける!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚 発赤。 痛み。  保護手袋。 保護衣。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
充血。 痛み。  粉末の場合には呼吸用保護具と併用して、安全眼鏡、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 
経口摂取 咽頭痛。  作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。  口をすすぐ。 水に活性炭を懸濁した液を飲ませる。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質を、ふた付きの 密閉式容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

skull;toxiccancer;health haz
飲み込むと有毒
軽度の皮膚刺激
眼刺激
アレルギー性皮膚反応のおそれ
生殖能または胎児への、悪影響のおそれの疑い
水生生物に有害 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1; 国連包装等級(UN Packing Group):III 

貯蔵
・強酸化剤、強塩基、強酸および食品や飼料から離しておく
・床面に沿って換気
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
 
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
2-クロロアセトアミド ICSC: 0640
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
特徴的な臭気のある、無色~黄色の結晶。 

物理的危険性
 

化学的危険性
加熱すると、分解する。 窒素酸化物および塩素などの有毒なフュームを生じる。 強酸化剤、強還元剤、強酸および強塩基と反応する。 

化学式: C2H4ClNO / ClCH2CONH2
分子量: 93.5
・225℃で分解する
・融点:120℃
・水への溶解度(20℃) :98 g/100 ml
・蒸気圧:0.007 Pa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.2
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.00
・引火点:170℃
・log Pow (オクタノール/水分配係数):-0.53  


暴露・健康への影響

曝露経路
経口摂取により、有害量が体内に吸収される。 体内への吸収経路:経皮。 

短期曝露の影響
本物質は、眼および皮膚を刺激する。 

吸入の危険性
とくに粉末状の場合、拡散すると、浮遊粒子が急速に、有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。 動物試験では人で生殖・発生毒性を引き起こす可能性があることが示されている。 


許容濃度
MAK 皮膚吸収 (H); MAK 皮膚感作 (SH); 

環境
・水生生物に対して有害である
 

・作業衣を家に持ち帰ってはならない 

付加情報
  欧州分類
記号:T; R:25-43-62; S:(1/2)-22-36/37-45 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
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