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フッ化ビニルICSC: 0598 (4月 2017)
CAS登録番号: 75-02-5
国連番号: 1860 (安定化)
EINECS番号: 200-832-6

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 引火性がきわめて高い。  気体/空気の混合気体は、爆発性である。  裸火禁止、火花禁止、禁煙。  密閉系、換気、防爆型電気設備および照明設備。  供給源を遮断する。それが不可能で、かつ周辺に危険が及ばなければ、燃え尽きるにまかせる。その他の場合は粉末消火剤、二酸化炭素を用いて消火する。  火災時:水を噴霧して圧力容器を冷却する。 

 あらゆる接触を避ける!  
  症状 予防 応急処置
吸入 頭痛。 めまい。 錯乱。 協調不全。 吐き気。 嘔吐。 息切れ。  換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 人工呼吸が必要なことがある。 
皮膚 液体に触れた場合:凍傷。  保温手袋。 保護衣。  洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 凍傷の場合:多量の水で洗い流し、衣服は脱がせない。 直ちに医療機関に連絡する。 
「皮膚」参照。  呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取      

漏洩物処理 分類・表示
・危険区域から立ち退く!
・専門家に相談する!
・換気
・液体に向けて水を噴射してはならない
・個人用保護具:自給式呼吸器
・細かな噴霧水を用いて、フュームを除去する
・下水に流してはならない
 

国連GHS判定基準に準拠

flam;flamecylinder;gascancer;health haz
極めて引火性の高いガス
加圧ガス;熱すると爆発のおそれ
発がんのおそれ 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):2.1 

貯蔵
・耐火設備
・強酸化剤から離しておく
・冷所
・安定化した状態でのみ貯蔵
 
包装
 
フッ化ビニル ICSC: 0598
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
特徴的な臭気のある、無色の 圧縮 液化気体。 

物理的危険性
蒸気は空気より重く、地面に沿って移動して、遠距離発火の可能性がある。 

化学的危険性
自由に重合することがある。 加熱や燃焼により、分解する。 フッ化水素の、有毒なガスを生じる。 

化学式: C2H3F / CH2=CHF
分子量: 46.1
・沸点:-72℃
・融点:-161℃
・水への溶解度 : 溶けない
・相対蒸気密度(空気=1):1.6
・引火点:引火性気体
・発火温度:385℃
・爆発限界:2.6-21.7 vol%(空気中) 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入。 

短期曝露の影響
液体は、凍傷を引き起こすことがある。 中枢神経系に影響を与えることがある。 

吸入の危険性
容器を開放すると、空気中でこの気体は、きわめて急速に有害濃度に達する。 

長期または反復曝露の影響
人でおそらく発がん性を示す。 


許容濃度
TLV: 1 ppm (TWA); A2(人における発がん性が疑われる物質) 

環境
・この物質の、環境への影響は十分に調べられていない
 

・空気中の濃度が高いと、酸素の欠乏が起こり、意識喪失または死亡の危険を伴う
・区域内に入る前に酸素濃度を測定する 

付加情報
  欧州分類
 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021