ICSC 0563 - サリチル酸

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サリチル酸	ICSC: 0563 (11月 2023)
2-ヒドロキシ安息香酸

CAS登録番号： 69-72-7

EINECS番号： 200-712-3

	一次災害	予防	消火活動
火災・爆発	可燃性。空気中で粒子が細かく拡散して、爆発性の混合気体を生じる。	裸火禁止。密閉系、粉塵防爆型電気設備および照明。粉塵の堆積を防ぐ。	水噴霧、二酸化炭素、粉末消火薬剤を使用する。火災時：水を噴霧して容器類を冷却する。

粉塵の拡散を防ぐ！
	症状	予防	応急処置
吸入	咳。咽頭痛。	局所排気、または呼吸用保護具を使用する。	新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚		保護手袋。	汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
眼	充血。痛み。	呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルまたは眼用保護具を着用する。	数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。
経口摂取	吐き気。嘔吐。耳鳴り。誤って大量に摂取すると症状が現れることがある。｢短期曝露の影響｣参照。	作業中は飲食、喫煙をしない。	口をすすぐ。直ちに医療機関に連絡する。

漏洩物処理	分類・表示
・個人用保護具：空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク、保護衣、保護手袋および安全ゴーグル・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる・地域規則に従って保管・処理する	国連GHS判定基準に準拠飲み込むと有害重篤な眼の損傷生殖能または胎児への、悪影響のおそれの疑い輸送国連分類
貯蔵
・混触危険物質から離しておく・｢化学的危険性｣参照
包装

サリチル酸

ICSC: 0563

物理学的・化学的情報
物理的状態；外観無臭の白色～黄色の粉末。物理的危険性粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。化学的危険性水溶液は、弱酸である。強酸化剤、フッ素、ヨウ素、鉛および鉄と反応する。加熱すると、分解する。二酸化炭素および他のガス状物質を生じる。	化学式： C₇H₆O₃ / HOC₆H₄COOH 分子量： 138.1 ・融点：159℃ ・昇華点：76℃ ・沸点：256℃ (昇華する) ・沸点：211℃ (2.7 kPa) ・比重(水＝1)：1.4 ・水への溶解度(20℃) ：0.2 g/100 ml (溶けにくい) ・蒸気圧：0.02 Pa (25℃) ・相対蒸気密度(空気＝1)：4.8 ・引火点：157℃ (c.c.) ・発火温度：570℃ ・log Pow (オクタノール/水分配係数)：2.3

物理学的・化学的情報

物理的状態；外観
無臭の白色～黄色の粉末。

物理的危険性
粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。

化学的危険性
水溶液は、弱酸である。強酸化剤、フッ素、ヨウ素、鉛および鉄と反応する。加熱すると、分解する。二酸化炭素および他のガス状物質を生じる。

化学式： C₇H₆O₃ / HOC₆H₄COOH
分子量： 138.1
・融点：159℃
・昇華点：76℃
・沸点：256℃ (昇華する)
・沸点：211℃ (2.7 kPa)
・比重(水＝1)：1.4
・水への溶解度(20℃) ：0.2 g/100 ml (溶けにくい)
・蒸気圧：0.02 Pa (25℃)
・相対蒸気密度(空気＝1)：4.8
・引火点：157℃ (c.c.)
・発火温度：570℃
・log Pow (オクタノール/水分配係数)：2.3

暴露・健康への影響
曝露経路体内への吸収経路：吸入、経口摂取および経皮。短期曝露の影響本物質は、眼を重度に刺激する。大量に経口摂取すると、中枢神経系、体内の酸-塩基バランスおよび胃腸管に影響を与えることがある。せん妄、振戦および昏睡を生じることがある。	吸入の危険性拡散すると、空気中で有害濃度に達する速度は不明である。長期または反復曝露の影響反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。動物試験では人で生殖･発生毒性を引き起こす可能性があることが示されている。

暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路：吸入、経口摂取および経皮。

短期曝露の影響
本物質は、眼を重度に刺激する。大量に経口摂取すると、中枢神経系、体内の酸-塩基バランスおよび胃腸管に影響を与えることがある。せん妄、振戦および昏睡を生じることがある。

吸入の危険性
拡散すると、空気中で有害濃度に達する速度は不明である。

長期または反復曝露の影響
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。動物試験では人で生殖･発生毒性を引き起こす可能性があることが示されている。

許容濃度

環境

注

付加情報

欧州分類