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プロピンICSC: 0560 (11月 1997)
メチルアセチレン
CAS登録番号: 74-99-7
国連番号: 1954
EINECS番号: 200-828-4

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 引火性がきわめて高い。  気体/空気の混合気体は、爆発性である。  裸火禁止、火花禁止、禁煙。  密閉系、換気、防爆型電気設備および照明設備。 液状であれば、帯電を防ぐ(例えばアースを使用)。 火花防止工具を使用する。 帯電を防ぐ(例えばアースを使用)。  供給源を遮断する。それが不可能で、かつ周辺に危険が及ばなければ、燃え尽きるにまかせる。その他の場合は水噴霧を用いて消火する。  火災時:水を噴霧して圧力容器を冷却する。 安全な場所から消火作業を行う。 

   
  症状 予防 応急処置
吸入 めまい。 頭痛。 吐き気。 意識喪失。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 人工呼吸が必要なことがある。 医療機関に連絡する。 「注」参照。
 
皮膚 液体に触れた場合:凍傷。  保温手袋。  凍傷の場合:多量の水で洗い流し、衣服は脱がせない。 
  顔面シールドを着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取      

漏洩物処理 分類・表示
・危険区域から立ち退く!
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣
・換気
・すべての発火源を取り除く
・液体に向けて水を噴射してはならない
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):2.1 

貯蔵
・耐火設備
・冷所
 
包装
 
プロピン ICSC: 0560
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
特徴的な臭気のある、無色の 圧縮気体。 

物理的危険性
気体は空気より重く、地面に沿って移動し、遠距離発火の可能性がある。 流動、撹拌などにより、静電気が発生することがある。 

化学的危険性
圧力を上昇および加熱すると、分解する。 火災や爆発の危険を生じる。 

化学式: C3H4 / CH3-C=CH
分子量: 40.07
・沸点:-23.2℃
・融点:-102.7℃
・比重(水=1):0.70
・水への溶解度 :0.36 g/100 ml
・蒸気圧:521 kPa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):1.4
・引火点:引火性気体
・爆発限界:2.4-11.7 vol%(空気中) 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入。 

短期曝露の影響
本物質は、気道を刺激する。 この液体が急速に気化すると、凍傷を引き起こすことがある。 曝露すると、意識低下を引き起こすことがある。 

吸入の危険性
容器を開放すると、閉ざされた場所では空気中の酸素濃度が低下して、窒息を起こすことがある。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
TLV: 1000 ppm (TWA); 

環境
 

・空気中の濃度が高いと、酸素の欠乏が起こり、意識喪失または死亡の危険を伴う
・区域内に入る前に酸素濃度を測定する
・溶接に使用した後、バルブをしめる(チューブなどを定期的に点検し、石鹸水で漏出の検査を行う)
・「予防」の項で述べた対策は、この気体の製造、圧力容器への充填、貯蔵にも適用できる 

付加情報
  欧州分類
 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021