イソプロピルアルコール | ICSC: 0554 (7月 2020) |
イソプロパノール 2-プロパノール ジメチルカルビノール プロピルアルコール プロパノール |
CAS登録番号: 67-63-0 |
国連番号: 1219 |
EINECS番号: 200-661-7 |
一次災害 | 予防 | 消火活動 | |
---|---|---|---|
火災・爆発 | 引火性が高い。 蒸気/空気の混合気体は、爆発性である。 強力な酸化剤と接触すると、爆発の危険性がある。 | 裸火禁止、火花禁止、禁煙。 強力な酸化剤との接触禁止。 密閉系、換気、防爆型電気設備および照明設備。 充填、取り出し、取り扱い時に圧縮空気を使用してはならない。 | 水、粉末消火薬剤、アルコール耐性泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。 火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 |
症状 | 予防 | 応急処置 | |
---|---|---|---|
吸入 | 咽頭痛。 咳。 頭痛。 めまい。 嗜眠。 他の症状については、「経口摂取」参照。 | 換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。 | 新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。 |
皮膚 | 皮膚の乾燥。 | 保護手袋。 | 少なくとも15分間多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。 「注」参照。 |
眼 | 充血。 痛み。 かすみ眼。 熱傷。 | 呼吸用保護具と併用して、安全眼鏡または眼用保護具を着用する。 | 数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 |
経口摂取 | 「吸入」参照。 腹痛。 吐き気。 嘔吐。 運動失調。 痙攣。 息苦しさ。 低血圧。 不整脈。 意識喪失。 |
作業中は飲食、喫煙をしない。 | 口をすすぐ。 吐かせない。 何も飲ませない。 医療機関に連絡する。 |
漏洩物処理 | 分類・表示 |
---|---|
・危険区域から立ち退く! ・専門家に相談する! ・すべての発火源を取り除く ・個人用保護具:空気中濃度に応じた有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク ・漏れた液やこぼれた液を、密閉式の非プラスチック容器にできる限り集める ・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる ・地域規則に従って保管・処理する ・残留分を多量の水で洗い流す |
国連GHS判定基準に準拠 注意喚起語:危険
引火性の高い液体/蒸気重度の眼刺激 眠気やめまいのおそれ 輸送 |
貯蔵 | |
・耐火設備 ・強酸化剤から離しておく ・冷所 ・密封 |
|
包装 | |
イソプロピルアルコール | ICSC: 0554 |
物理学的・化学的情報 | |
---|---|
物理的状態;外観
物理的危険性
化学的危険性
|
化学式: C3H8O / CH3CHOHCH3 |
暴露・健康への影響 | |
---|---|
曝露経路
短期曝露の影響
|
吸入の危険性
長期または反復曝露の影響
|
許容濃度 |
---|
TLV: 200 ppm (TWA); 400 ppm (STEL); A4(人における発がん性が分類できていない物質); BEI (生物学的曝露指標)記載あり;. MAK: 500 mg/m3;200 ppm; ピーク曝露限度カテゴリー: II(2); 妊娠中のリスクグループ: C; |
環境 |
---|
・本物質の環境への影響は、十分に調べられているが顕著な影響は見出されなかった |
注 |
---|
・皮膚や衣類の大部分が本物質の原液に暴露された時、火災の危険性があるため、はじめに水で洗い流し、次に衣服を脱がせることを勧告する. |
付加情報 | ||
---|---|---|
欧州分類 |
ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。 © 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021 |
|