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塩素酸カリウムICSC: 0548 (4月 2013)
クロル酸カリウム
塩素酸カリ
CAS登録番号: 3811-04-9
国連番号: 1485
EINECS番号: 223-289-7

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性だが、他の物質の燃焼を助長する。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  有機物、金属粉末、アンモニウム塩、可燃性物質または還元剤と接触すると、火災および爆発の危険性がある。  裸火禁止。 引火性との接触禁止。 高温面との接触禁止。  摩擦や衝撃を与えない。  周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 安全な場所から消火作業を行う。 

 粉塵の拡散を防ぐ! 作業環境管理を厳密に! いずれの場合も医師に相談! 
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。 
皮膚 発赤。  保護手袋。  少なくとも15分間多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。 医療機関に連絡する。 
充血。 痛み。  安全ゴーグルを着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 腹痛。 紫色(チアノーゼ)の唇、爪および皮膚。 錯乱。 痙攣。 下痢。 めまい。 頭痛。 吐き気。 息切れ。 咽頭痛。 意識喪失。 嘔吐。 症状は、遅れて現われることがある。 「注」参照。
 
作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 直ちに医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・専門家に相談する!
・こぼれた物質を、ふた付きの 密閉式容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を多量の水で洗い流す
・おがくずや、可燃性吸収剤に吸収させてはならない
 

国連GHS判定基準に準拠

flam circleexcl mark;warnenviro;aqua
火災または爆発の恐れ;強酸化剤
飲み込むまたは吸入すると有害
血液の障害
長期または反復曝露による血液の障害のおそれ
長期的影響により、水生生物に毒性 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):5.1; 国連包装等級(UN Packing Group):II 

貯蔵
・可燃性物質、還元剤、強酸、有機化合物、アンモニウム化合物、粉末金属および食品や飼料から離しておく
・乾燥
 
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
塩素酸カリウム ICSC: 0548
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無色の結晶、または白色の粉末。 

物理的危険性
 

化学的危険性
400℃以上で分解する。 強酸と接触すると、分解する。 酸素および二酸化塩素、塩素などの有毒なフュームを生じる。 本物質は、強酸化剤。 可燃性物質や還元性物質と 激しく反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 水の存在下で、多くの金属を侵す。 

化学式: ClKO3 / KClO3
分子量: 122.6
・400℃で分解する
・融点:368℃
・密度:2.3 g/cm³
・水への溶解度 :7.3 g/100 ml  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:経口摂取および粉塵の吸入。 

短期曝露の影響
本物質は、気道を刺激する。 血管および腎臓に影響を与えることがある。 溶血、メトヘモグロビン生成および腎臓障害を生じることがある。 これらの影響は、遅れて現われることがある。 医学的な経過観察が必要である。 

吸入の危険性
20℃ではほとんど気化しない。しかしとくに粉末状の場合、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
血液に影響を与えることがある。 メトヘモグロビンの形成を生じることがある。 


許容濃度
 

環境
・この物質の、環境への影響は十分に調べられていない
 

・有機物、reducing materials、metal powdersおよびammonium compoundsが混じると、衝撃に敏感になる
・曝露の程度によっては、定期検診を勧める
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要であるため、指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく
・汚染された衣服は(火災の危険があるため)、多量の水ですすぎ洗いする 

付加情報
  欧州分類
記号:O, Xn, N; R:9-20/22-51/53; S:(2)-13-16-27-61 

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