次亜塩素酸ナトリウム(溶液、活性塩素<10%) | ICSC: 0482 (4月 2017) |
CAS登録番号: 7681-52-9 |
国連番号: 1791 |
EINECS番号: 231-668-3 |
一次災害 | 予防 | 消火活動 | |
---|---|---|---|
火災・爆発 | 不燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。 加熱すると、破裂の危険を伴う圧力上昇が起こる。 | 周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。 |
ミストの発生を防ぐ! | |||
---|---|---|---|
症状 | 予防 | 応急処置 | |
吸入 | 咳。 咽頭痛。 | 換気を使用する。 | 新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。 |
皮膚 | 発赤。 痛み。 | 保護手袋。 | 少なくとも15分間多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。 医療機関に連絡する。 |
眼 | 充血。 痛み。 | 安全眼鏡を着用する。 | 数分間多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 医療機関に連絡する。 |
経口摂取 | 灼熱感。 咽頭痛。 咳。 腹痛。 嘔吐。 下痢。 | 作業中は飲食、喫煙をしない。 | 口をすすぐ。 吐かせない。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 直ちに医療機関に連絡する。 |
漏洩物処理 | 分類・表示 |
---|---|
・個人用保護具:空気中濃度に応じた無機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク ・この物質を環境中に放出してはならない ・換気 ・漏れた液やこぼれた液を、ふた付きの 非金属容器にできる限り集める ・残留分を多量の水で洗い流す |
国連GHS判定基準に準拠 金属腐食のおそれ皮膚および眼刺激 水生生物に、非常に強い毒性 輸送 |
貯蔵 | |
・酸から離しておく ・「化学的危険性」参照 ・冷所 ・暗所に保管 ・密封 ・元の容器でのみ貯蔵 |
|
包装 | |
次亜塩素酸ナトリウム(溶液、活性塩素<10%) | ICSC: 0482 |
物理学的・化学的情報 | |
---|---|
物理的状態;外観
物理的危険性
化学的危険性
|
化学式: NaClO |
暴露・健康への影響 | |
---|---|
曝露経路
短期曝露の影響
|
吸入の危険性
長期または反復曝露の影響
|
許容濃度 |
---|
環境 |
---|
・水生生物に対して強い毒性がある ・通常の使用法でも、環境中へ放出される ・不適切な廃棄などによる、さらなる放出を避けるよう十分注意すること |
注 |
---|
・家庭用漂白剤は通常約5%の次亜塩素酸ナトリウムを含み(約pH11、刺激性)、濃縮漂白剤は10~15%の次亜塩素酸ナトリウムを含む(約pH13、腐食性) ・汚染された衣服は(火災の危険があるため)、多量の水ですすぎ洗いする ・次亜塩素酸ナトリウム(活性塩素 10%以上)(ICSC1119)も参照のこと |
付加情報 | ||
---|---|---|
欧州分類 記号:Xi; R:31-36/38; S:(1/2)-28-45-50-61; Note:B |
ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。 © 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021 |
|