ICSC 0473 - 5-エチリデン-2-ノルボルネン(安定剤入り)

5-エチリデン-2-ノルボルネン(安定剤入り)	ICSC: 0473 (3月 1999)
ENB

CAS登録番号： 16219-75-3

国連番号： 1992

EINECS番号： 240-347-7

	一次災害	予防	消火活動
火災・爆発	引火性。 38℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。	裸火禁止、火花禁止、禁煙。 38℃以上では、密閉系、換気、および防爆型電気設備。帯電を防ぐ(例えばアースを使用)。	粉末消火薬剤、AFFF(水性膜泡消火薬剤)、泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。水は不可。火災時：水を噴霧して容器類を冷却する。安全な場所から消火作業を行う。


	症状	予防	応急処置
吸入	錯乱。咳。頭痛。息切れ。咽頭痛。	換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。	新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚	発赤。痛み。	保護手袋。	汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
眼	充血。痛み。	安全眼鏡を着用する。	数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。
経口摂取	吐き気。嘔吐。	作業中は飲食、喫煙をしない。	口をすすぐ。医療機関に連絡する。

漏洩物処理	分類・表示
・個人用保護具：自給式呼吸器・漏れた液やこぼれた液を、密閉式の容器にできる限り集める・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる・地域規則に従って保管・処理する	国連GHS判定基準に準拠輸送国連分類国連危険物分類(UN Hazard Class)：3; 国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks)：6.1; 国連包装等級(UN Packing Group)：III
貯蔵
・耐火設備・強酸化剤および食品や飼料から離しておく・冷所・不活性ガス中に保管・安定化した状態でのみ貯蔵
包装
・気密・食品や飼料と一緒に輸送してはならない

5-エチリデン-2-ノルボルネン(安定剤入り)

ICSC: 0473

物理学的・化学的情報
物理的状態；外観特徴的な臭気のある、白色～無色の液体。物理的危険性流動、撹拌などにより、静電気が発生することがある。化学的危険性重合することがある。燃焼すると、分解する。刺激臭のある煙および刺激性のフュームを生じる。強酸化剤と反応する。	化学式： C₉H₁₂ 分子量： 120.2 ・沸点：148℃ ・融点：-80℃ ・比重(水＝1)：0.9 ・水への溶解度：溶けない・蒸気圧：560 Pa (20℃) ・相対蒸気密度(空気＝1)：4.1 ・引火点：38℃ (o.c.)

物理学的・化学的情報

物理的状態；外観
特徴的な臭気のある、白色～無色の液体。

物理的危険性
流動、撹拌などにより、静電気が発生することがある。

化学的危険性
重合することがある。燃焼すると、分解する。刺激臭のある煙および刺激性のフュームを生じる。強酸化剤と反応する。

化学式： C₉H₁₂
分子量： 120.2
・沸点：148℃
・融点：-80℃
・比重(水＝1)：0.9
・水への溶解度：溶けない
・蒸気圧：560 Pa (20℃)
・相対蒸気密度(空気＝1)：4.1
・引火点：38℃ (o.c.)

暴露・健康への影響
曝露経路体内への吸収経路：吸入および経口摂取。短期曝露の影響本物質は、眼、皮膚および気道を刺激する。液体を飲み込むと、肺に吸い込んで化学性肺炎を起こすことがある。	吸入の危険性 20℃で気化すると空気は汚染されて、やや急速に、有害濃度に達することがある。長期または反復曝露の影響肝臓および腎臓に影響を与えることがある。

暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路：吸入および経口摂取。

短期曝露の影響
本物質は、眼、皮膚および気道を刺激する。液体を飲み込むと、肺に吸い込んで化学性肺炎を起こすことがある。

吸入の危険性
20℃で気化すると空気は汚染されて、やや急速に、有害濃度に達することがある。

長期または反復曝露の影響
肝臓および腎臓に影響を与えることがある。

許容濃度
TLV: 2 ppm (TWA)； 4 ppm (STEL)；

環境

注
・作業時のどの時点でも、許容濃度を超えてはならない・添加された安定剤や抑制剤がこの物質の毒性に影響を与える可能性があるので、専門家に相談する

付加情報

欧州分類