ジイソプロピルアミン | ICSC: 0449 (11月 2019) |
DIPA |
CAS登録番号: 108-18-9 |
国連番号: 1158 |
EINECS番号: 203-558-5 |
一次災害 | 予防 | 消火活動 | |
---|---|---|---|
火災・爆発 | 引火性が高い。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。 蒸気/空気の混合気体は、爆発性である。 強力な酸化剤と接触すると、火災および爆発の危険性がある。 | 裸火禁止、火花禁止、禁煙。 強酸化剤との接触禁止。 密閉系、換気、防爆型電気設備および照明設備。 帯電を防ぐ(例えばアースを使用)。 | アルコール耐性泡消火薬剤、水、粉末消火薬剤、二酸化炭素を使用する。 火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 |
ミストの発生を防ぐ! あらゆる接触を避ける! いずれの場合も医師に相談! | |||
---|---|---|---|
症状 | 予防 | 応急処置 | |
吸入 | 咳。 咽頭痛。 灼熱感。 息切れ。 息苦しさ。 | 換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。 | 新鮮な空気、安静。 半座位。 人工呼吸が必要なことがある。 直ちに医療機関に連絡する。 |
皮膚 | 発赤。 痛み。 重度の皮膚熱傷。 | 保護手袋。 保護衣。 | 応急処置を行うときは、保護手袋を着用する。 汚染された衣服を脱がせる。 「注」参照。 少なくとも15分間、多量の水かシャワーで皮膚を洗い流す。 直ちに医療機関に連絡する。 |
眼 | 充血。 痛み。 かすみ眼。 重度の熱傷。 | 呼吸用保護具と併用して、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。 | 数分間多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 直ちに医療機関に連絡する。 |
経口摂取 | 口や喉の熱傷。 胸部の灼熱感。 腹痛。 嘔吐。 ショック/虚脱。 | 作業中は飲食、喫煙をしない。 | 口をすすぐ。 何も飲ませない。 吐かせない。 直ちに医療機関に連絡する。 |
漏洩物処理 | 分類・表示 |
---|---|
・すべての発火源を取り除く ・危険区域から立ち退く! ・専門家に相談する! ・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣 ・この物質を環境中に放出してはならない ・漏洩物を、不活性吸収剤または砂で覆う ・地域規則に従って保管・処理する ・下水に流してはならない |
国連GHS判定基準に準拠 注意喚起語:危険
引火性の高い液体/蒸気飲み込むと有害 重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷 呼吸器への刺激のおそれ 水生生物に有害 輸送 |
貯蔵 | |
・耐火設備 ・強酸化剤、強酸および食品や飼料から離しておく ・元の容器でのみ貯蔵 ・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する |
|
包装 | |
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない |
ジイソプロピルアミン | ICSC: 0449 |
物理学的・化学的情報 | |
---|---|
物理的状態;外観
物理的危険性
化学的危険性
|
化学式: C6H15N / CH3CH(CH3)NHCH(CH3)CH3 |
暴露・健康への影響 | |
---|---|
曝露経路
短期曝露の影響
|
吸入の危険性
長期または反復曝露の影響
|
許容濃度 |
---|
TLV: 5 ppm (TWA); (皮膚); |
環境 |
---|
・水生生物に対して有害である |
注 |
---|
・肺水腫の症状は、2~3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である ・汚染された衣服を、バッグまたは容器に入れ密閉し、隔離する |
付加情報 | ||
---|---|---|
欧州分類 |
ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。 © 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021 |
|