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ジボランICSC: 0432 (4月 2006)
CAS登録番号: 19287-45-7
国連番号: 1911
EINECS番号: 242-940-6

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 引火性がきわめて高い。  気体/空気の混合気体は、爆発性である。 水と接触すると、爆発の危険性がある。  裸火禁止、火花禁止、禁煙。 ハロゲン、酸化剤または水との接触禁止。 高温面との接触禁止。  密閉系、換気、防爆型電気設備および照明設備。 帯電を防ぐ(例えばアースを使用)。 火花防止工具を使用する。  供給源を遮断する。それが不可能で、かつ周辺に危険が及ばなければ、燃え尽きるにまかせる。その他の場合は乾燥粉末消火剤を用いて消火する。 水系消火薬剤は不可。  火災時:水を噴霧して圧力容器を冷却する。 直接水をかけない。 安全な場所から消火作業を行う。 

 作業環境管理を厳密に! いずれの場合も医師に相談! 
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。 吐き気。 息苦しさ。 めまい。 脱力感。 頭痛。 発熱。 振戦。 症状は遅れて現われることがある。 「注」参照。  換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 半座位。 人工呼吸が必要なことがある。 医療機関に連絡する。 
皮膚 凍傷。 凍傷。  保温手袋。  凍傷の場合:多量の水で洗い流し、衣服は脱がせない。 医療機関に連絡する。 
重度の熱傷。  呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。   

漏洩物処理 分類・表示
・危険区域から立ち退く!
・専門家に相談する!
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣
・換気
・すべての発火源を取り除く
・できればガスの元栓を閉める
 

国連GHS判定基準に準拠

flam;flamecylinder;gasskull;toxiccorrcancer;health haz
注意喚起語:危険
極めて引火性の高いガス
加圧ガス;熱すると爆発のおそれ
吸入すると、生命に危険
重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷
吸入すると、呼吸器系の障害 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):2.3; 国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):2.1 

貯蔵
・耐火設備
・強酸化剤、食品や飼料および水から離しておく
・冷所
・床面と天井に沿って換気
・乾燥
 
包装
・特別な断熱圧力容器
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
ジボラン ICSC: 0432
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
特徴的な臭気のある、無色の 圧縮気体。 

物理的危険性
この気体は空気とよく混合し、爆発性混合物を生成しやすい。 

化学的危険性
重合する。 液体ペンタボランを生じる。 酸化剤と 激しく反応する。 加熱すると、 急速に分解する。 水素、ホウ酸および酸化ホウ素を生じる。 

化学式: B2H6/BH3BH3
分子量: 27.7
・沸点:-92℃
・融点:-165℃
・水への溶解度 : 水素とホウ素に加水分解する
・蒸気圧: kPa (25℃)
・相対蒸気密度(空気=1):0.96
・引火点:引火性気体
・発火温度:40-50℃
・「注」参照
・爆発限界:0.8-88 vol%(空気中) 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入。 皮膚に接触すると、局所への重度の影響。 

短期曝露の影響
本物質は眼、皮膚および気道に対して、腐食性を示す。 を吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある。 「注」参照。 これらの影響は、遅れて現われることがある。 曝露すると、死を引き起こすことがある。 

吸入の危険性
容器を開放すると、空気中でこの気体は、きわめて急速に有害濃度に達する。 

長期または反復曝露の影響
吸入すると喘息様反応(RADS)を引き起こすことがある。 


許容濃度
TLV: 0.1 ppm (TWA); 

環境
・この物質の、環境への影響は十分に調べられていない
 

・汚染物質があると発火温度が低くなるため、室温以下で発火することがある
・水などの消火薬剤と激しく反応する
・肺水腫の症状は 2~3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する
・したがって、安静と経過観察が不可欠である
・許容濃度を超えても、臭気として十分に感じないので注意すること
・圧力容器が漏出しているときは、気体が液状で漏れるのを防ぐため、洩れ口を上にする 

付加情報
  欧州分類
 

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