シアナミド | ICSC: 0424 (11月 2007) |
CAS登録番号: 420-04-2 |
国連番号: 2811 |
EINECS番号: 206-992-3 |
一次災害 | 予防 | 消火活動 | |
---|---|---|---|
火災・爆発 | 温度上昇時のみ可燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。 | 裸火禁止。 | 二酸化炭素、乾燥粉末消火剤、乾燥砂、水噴霧を使用する。 安全な場所から消火作業を行う。 |
粉塵の拡散を防ぐ! あらゆる接触を避ける! いずれの場合も医師に相談! | |||
---|---|---|---|
症状 | 予防 | 応急処置 | |
吸入 | 咳。 息切れ。 | 局所排気、または呼吸用保護具を使用する。 | 新鮮な空気、安静。 体調がよくないと感じた場合は医療機関を受診する。 |
皮膚 | 吸収される可能性あり! 発赤。 痛み。 | 保護手袋。 保護衣。 | 汚染された衣服を脱がせる。 多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 医療機関に連絡する。 |
眼 | 充血。 痛み。 | 顔面シールドを着用する。 | 数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 |
経口摂取 | 灼熱感。 咽頭痛。 腹痛。 | 作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。 | 口をすすぐ。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 吐かせない。 医療機関に連絡する。 |
漏洩物処理 | 分類・表示 |
---|---|
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣 ・この物質を環境中に放出してはならない ・こぼれた物質を特殊装置で吸引する ・残留分を、注意深く集める ・地域規則に従って保管・処理する |
国連GHS判定基準に準拠 飲み込むと有毒皮膚に接触すると、生命に危険 皮膚刺激 強い眼刺激 アレルギー性皮膚反応のおそれ 生殖能または胎児への、悪影響のおそれの疑い 水生生物に毒性 輸送 |
貯蔵 | |
・食品や飼料および混触危険物質から離しておく ・「化学的危険性」参照 ・冷所 ・20℃以下で保存し、30℃を超えてはならない ・乾燥 ・密封 ・換気のよい部屋に保管 ・安定化した状態でのみ貯蔵 ・「注」参照 ・ステンレススチール、ポリエチレンまたはポリプロピレンに貯蔵 |
|
包装 | |
・気密 ・食品や飼料と一緒に輸送してはならない |
シアナミド | ICSC: 0424 |
物理学的・化学的情報 | |
---|---|
物理的状態;外観
物理的危険性
化学的危険性
|
化学式: CH2N2 / H2NCN |
暴露・健康への影響 | |
---|---|
曝露経路
短期曝露の影響
|
吸入の危険性
長期または反復曝露の影響
|
許容濃度 |
---|
TLV: 2 mg/m3 (TWA). MAK: 0.35 mg/m3;0.2 ppm; ピーク曝露限度カテゴリー: II(1); 皮膚吸収 (H); 皮膚感作 (SH); 妊娠中のリスクグループ: C;. EU-OEL: 1 mg/m3, 0.58 ppm (TWA); (皮膚); |
環境 |
---|
・水生生物に対して毒性がある ・環境中に放出しないように、強く勧告する |
注 |
---|
・二量化や分解を防ぐため、pH調整緩衝液で安定させる ・添加された安定剤や抑制剤がこの物質の毒性に影響を与える可能性があるので、専門家に相談する ・長期間保存してあるものや汚染されたものは、分解の臨界温度に達するのを防ぐため、水で少なくとも3倍希釈する ・作業衣を家に持ち帰ってはならない ・シアナミドはカルシウムシアナミドも指す ・少量であってもアルコールと摂取すると心血管系、中枢神経系に影響を及ぼし、顔面紅潮、動悸、低血圧、過喚起を引き起こす |
付加情報 | ||
---|---|---|
欧州分類 記号:T; R:21-25-36/38-43; S:(1/2)-3-22-36/37-45 |
ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。 © 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021 |
|