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1,2-ブタンジオールICSC: 0395 (4月 2014)
1,2-ブチレングリコール
1,2-ジヒドロキシブタン
CAS登録番号: 584-03-2
国連番号: 1993
EINECS番号: 209-527-2

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。  93℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。  裸火禁止。  93℃以上では、密閉系および換気。  水噴霧、粉末消火薬剤、アルコール耐性泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。  火災時:水を噴霧して圧力容器を冷却する。 

 ミストの発生を防ぐ!  
  症状 予防 応急処置
吸入 めまい。 嗜眠。 頭痛。  換気を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚   保護手袋。  多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 
充血。 痛み。  安全眼鏡を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 吐き気。 腹痛。 下痢。 誤嚥の危険性!  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 吐かせない。 直ちに医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・漏れた液やこぼれた液を、密閉式の容器にできる限り集める
・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

cancer;health haz
可燃性液体
飲み込んで気道に侵入すると、有害のおそれ 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):3; 国連包装等級(UN Packing Group):III 

貯蔵
・混触危険物質から離しておく
・「化学的危険性」参照
・床面に沿って換気
 
包装
 
1,2-ブタンジオール ICSC: 0395
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無色の 粘稠液体。 

物理的危険性
 

化学的危険性
加熱すると、分解する。 強酸化剤、還元剤、酸および酸無水物と 激しく反応する。 

化学式: C4H10O2 / CH3CH2CH(OH)CH2OH
分子量: 90.1
・沸点:194℃
・融点:-114℃
・比重(水=1):1.01
・水への溶解度 : 混和する
・蒸気圧:10 Pa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.1
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.00
・引火点:93℃ (c.c.)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):-0.34 (20℃)
・発火温度:390 ℃
・爆発限界:1.8 - 15.7 vol%(空気中)
・粘度:7.3 mm²/s (20℃) 


暴露・健康への影響

曝露経路
 

短期曝露の影響
本物質は、眼を刺激する。 高濃度で曝露すると、意識低下を引き起こすことがある。 飲み込むと気道に入りやすく、誤嚥性肺炎を起こすことがある。 

吸入の危険性
空気中で有害濃度に達するかどうかは不明である。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
・本物質の環境への影響は、十分に調べられているが顕著な影響は見出されなかった 

 

付加情報
  欧州分類
 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021