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ベノミルICSC: 0382 (6月 2012)
CAS登録番号: 17804-35-2
国連番号: 3077
EINECS番号: 241-775-7

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  空気中で粒子が細かく拡散して、爆発性の混合気体を生じる。  裸火禁止。  粉塵の拡散を防ぐ。  水噴霧、粉末消火薬剤、アルコール耐性泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。   

 粉塵の拡散を防ぐ!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚 発赤。  保護手袋。 保護衣。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
充血。  安全ゴーグルを着用する。  数分間多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 
経口摂取 急性症状はない。  作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。  口をすすぐ。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・この物質を環境中に放出してはならない
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

excl mark;warncancer;health hazenviro;aqua
軽度の皮膚刺激
アレルギー性皮膚炎を起こすおそれ
遺伝性疾患のおそれ
生殖能または胎児への、悪影響のおそれ
長期的影響により、水生生物に非常に強い毒性 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):9; 国連包装等級(UN Packing Group):III 

貯蔵
・食品や飼料から離しておく
・乾燥
・密封
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
・消火により生じる流出物を収容するための用意
 
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
ベノミル ICSC: 0382
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
特徴的な臭気のある、白色の 結晶性粉末。 

物理的危険性
粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。 

化学的危険性
加熱すると、分解する。 窒素酸化物などの有毒なフュームを生じる。 強酸化剤および過酸化物と反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 

化学式: C14H18N4O3
分子量: 290.3
・融点:融点は存在しない;140℃で分解する
・水への溶解度(25℃) :3.8 mg/l (非常に溶けにくい)
・蒸気圧: Pa (25℃) (ほとんどない)
・密度:0.38 g/cm³
・log Pow (オクタノール/水分配係数):2.12
・爆発限界:0.05 - ? vol%(空気中)
・発火温度:220℃  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入、経口摂取および経皮。 

短期曝露の影響
本物質は、皮膚、眼および気道を刺激する。 

吸入の危険性
拡散すると急速に、浮遊粒子が不快濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。 動物試験では、人の生殖に毒性影響を及ぼす可能性があることが示されている。 人で遺伝子損傷を引き起こすことがある。 


許容濃度
TLV: (吸引性画分) 1 mg/m3 (TWA); (感作性);.
MAK: 皮膚感作 (SH); 生殖細胞変異原性グループ: 3A; 

環境
・水生生物に対して強い毒性がある
・通常の使用法でも、環境中へ放出される
・不適切な廃棄などによる、さらなる放出を避けるよう十分注意すること
 

・作業衣を家に持ち帰ってはならない
・製剤に溶剤が使用されている場合は、その溶剤のICSCも参照のこと。 

付加情報
  欧州分類
記号:T, N; R:46-60-61-37/38-43-50/53; S:53-45-60-61 

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