ICSC 0380 - アゾジカルボンアミド

アゾジカルボンアミド	ICSC: 0380 (9月 1997)
ジアゼンジカルボキサミド

CAS登録番号： 123-77-3

国連番号： 3242

EINECS番号： 204-650-8

	一次災害	予防	消火活動
火災・爆発	引火性。火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。	裸火禁止、火花禁止、禁煙。	泡消火薬剤、粉末消火薬剤を使用する。

粉塵の拡散を防ぐ！作業環境管理を厳密に！
	症状	予防	応急処置
吸入	咳。頭痛。息切れ。咽頭痛。喘鳴。倦怠感。筋痙攣。	局所排気、または呼吸用保護具を使用する。	新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚	発赤。	保護衣。	汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
眼	充血。痛み。	呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルまたは眼用保護具を着用する。	数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。
経口摂取		作業中は飲食、喫煙をしない。	口をすすぐ。コップ1、2杯の水を飲ませる。安静。

漏洩物処理	分類・表示
・個人用保護具：空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク・こぼれた物質を、ふた付きの密閉式容器内に掃き入れる・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる・残留分を、注意深く集める・地域規則に従って保管・処理する	国連GHS判定基準に準拠輸送国連分類国連危険物分類(UN Hazard Class)：4.1; 国連包装等級(UN Packing Group)：II
貯蔵

包装

アゾジカルボンアミド

ICSC: 0380

物理学的・化学的情報
物理的状態；外観橙色の赤色の結晶、または黄色の粉末。物理的危険性化学的危険性加熱や燃焼により、分解する。有毒な窒素酸化物のフュームを生じる。	化学式： C₂H₄N₄O₂ / NH₂CON=NCONH₂ 分子量： 116.1 ・225℃で分解する・比重(水＝1)：1.65 ・水への溶解度：溶けない

物理学的・化学的情報

物理的状態；外観
橙色の赤色の結晶、または黄色の粉末。

物理的危険性

化学的危険性
加熱や燃焼により、分解する。有毒な窒素酸化物のフュームを生じる。

化学式： C₂H₄N₄O₂ / NH₂CON=NCONH₂
分子量： 116.1
・225℃で分解する
・比重(水＝1)：1.65
・水への溶解度：溶けない

暴露・健康への影響
曝露経路体内への吸収経路：エアロゾルの吸入。短期曝露の影響本物質は、眼および気道を刺激する。粉塵を吸入すると、喘息様反応を引き起こすことがある。｢注｣参照。	吸入の危険性 20℃ではほとんど気化しない。しかし浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。長期または反復曝露の影響反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。反復または長期の吸入により喘息を引き起こすことがある。

暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路：エアロゾルの吸入。

短期曝露の影響
本物質は、眼および気道を刺激する。粉塵を吸入すると、喘息様反応を引き起こすことがある。｢注｣参照。

吸入の危険性
20℃ではほとんど気化しない。しかし浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

長期または反復曝露の影響
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。反復または長期の吸入により喘息を引き起こすことがある。

許容濃度
MAK: (吸引性画分)： 0.02 mg/m³；ピーク曝露限度カテゴリー： I(1)；妊娠中のリスクグループ： D；

環境

注
・喘息の症状は 2～3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する・したがって、安静と経過観察が不可欠である・この物質により、喘息の症状を示した者は、以後この物質に接触しないこと

付加情報

欧州分類
記号：Xn; R：42-44; S：(2)-22-24-37