« 検索結果一覧に戻る  
テレフタル酸ICSC: 0330 (4月 2017)
p-ベンゼンジカルボン酸
1,4-ベンゼンジカルボン酸
p-カルボキシ安息香酸
p-カルボキシベンゼン
TPA
CAS登録番号: 100-21-0
EINECS番号: 202-830-0

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。  空気中で粒子が細かく拡散して、爆発性の混合気体を生じる。  裸火禁止。  密閉系、粉塵防爆型電気設備および照明。 粉塵の堆積を防ぐ。  水噴霧、泡消火薬剤、粉末消火薬剤、二酸化炭素を使用する。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 

   
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚 発赤。  保護手袋。  汚染された衣服を脱がせる。 多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 
充血。  安全ゴーグルを着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

GHS判定基準による危険有害性分類なし 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・強酸化剤から離しておく
 
包装
 
テレフタル酸 ICSC: 0330
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
白色の 結晶性粉末。 

物理的危険性
粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。 

化学的危険性
強酸化剤と 激しく反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 

化学式: C8H6O4 / C6H4(COOH)2
分子量: 166.1
・昇華点:402℃
・比重(水=1):1.51
・水への溶解度(20℃) :0.28 g/100 ml
・蒸気圧:<1 Pa (20℃)
・引火点:260℃
・発火温度:496℃
・log Pow (オクタノール/水分配係数):1.96
・水への溶解度(20℃) :15 mg/l (ほとんど溶けない) 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
眼および気道に、機械的刺激を引き起こすことがある。 

吸入の危険性
20℃ではほとんど気化しない。しかし、 拡散すると、浮遊粒子が急速に不快濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
TLV: 10 mg/m3 (TWA).
MAK: (吸引性画分): 5 mg/m3; ピーク曝露限度カテゴリー: I(2); 妊娠中のリスクグループ: C; 

環境
 

 

付加情報
  欧州分類
 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021