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スルファミン酸ICSC: 0328 (5月 2018)
アミド硫酸
スルファミド酸
CAS登録番号: 5329-14-6
国連番号: 2967
EINECS番号: 226-218-8

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 特定の条件下で可燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  混触危険物と接触すると、爆発の危険性がある。 「化学的危険性」参照。
 
裸火禁止。  混触危険物との接触禁止: 「化学的危険性」参照。
 
水噴霧、泡消火薬剤、粉末消火薬剤、二酸化炭素を使用する。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 

   
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 体調がよくないと感じた場合は医療機関を受診する。 
皮膚 発赤。 痛み。  保護手袋。 保護衣。  多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 皮膚刺激が起きた場合は、医療機関に連絡する。 
充血。 痛み。 熱傷。  安全ゴーグルまたは顔面シールドを着用する。  数分間多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 直ちに医療機関に連絡する。 
経口摂取 咳。 咽頭痛。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 体調がよくないと感じた場合は、医療機関を受診する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:顔面シールド
・この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・残留分を、で注意深く中和する
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

excl mark;warn
皮膚刺激
重度の眼刺激
水生生物に有害 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):8; 国連包装等級(UN Packing Group):III 

貯蔵
・元の容器でのみ貯蔵
・食品や飼料および混触危険物質から離しておく
・「化学的危険性」参照
・乾燥
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
 
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
スルファミン酸 ICSC: 0328
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無臭の 無色の 結晶または粉末。 

物理的危険性
 

化学的危険性
加熱すると、分解する。 窒素酸化物およびイオウ酸化物を含む、有毒で腐食性のフュームを生じる。 水溶液は、中程度の強さの酸である。 塩基、塩素および硝酸と 激しく反応する。 火災または爆発の危険を生じる。 

化学式: H3NO3S / NH2SO3H
分子量: 97.1
・〜205℃で分解する
・比重(水=1):2.1
・水への溶解度(20℃) : 自在に溶ける 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:エアロゾルの吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、眼を重度に刺激する。 本物質は、皮膚を刺激する。 この物質は、気道を刺激することがある。 

吸入の危険性
とくに粉末状の場合、拡散すると、浮遊粒子が急速に、有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
・水生生物に対して有害である
 

 

付加情報
  欧州分類
 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021