ジブチルスズオキシド | ICSC: 0256 (4月 2017) |
ジブチルスズオキサイド ジ-n-ブチルオキソスズ 酸化ジブチルスズ ジブチルオキソスズ |
CAS登録番号: 818-08-6 |
国連番号: 3146 |
EINECS番号: 212-449-1 |
一次災害 | 予防 | 消火活動 | |
---|---|---|---|
火災・爆発 | 可燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。 空気中で粒子が細かく拡散して、爆発性の混合気体を生じる。 | 裸火禁止。 密閉系、粉塵防爆型電気設備および照明。 粉塵の堆積を防ぐ。 帯電を防ぐ(例えばアースを使用)。 | 水噴霧、粉末消火薬剤、二酸化炭素を使用する。 |
あらゆる接触を避ける! いずれの場合も医師に相談! | |||
---|---|---|---|
症状 | 予防 | 応急処置 | |
吸入 | 頭痛。 錯乱。 | 局所排気、または呼吸用保護具を使用する。 | 新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。 |
皮膚 | 発赤。 痛み。 他の症状については、「吸入」参照。 | 保護手袋。 | 汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 医療機関に連絡する。 |
眼 | 充血。 痛み。 | 呼吸用保護具と併用して、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。 | 数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 |
経口摂取 | 「吸入」参照。 |
作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。 | 口をすすぐ。 水に活性炭を懸濁した液を飲ませる。 医療機関に連絡する。 |
漏洩物処理 | 分類・表示 |
---|---|
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク ・この物質を環境中に放出してはならない ・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる ・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる ・残留分を、注意深く集める ・地域規則に従って保管・処理する |
国連GHS判定基準に準拠 注意喚起語:危険
飲み込むと、生命に危険皮膚および眼刺激 神経系の障害のおそれ 長期的影響により、水生生物に非常に強い毒性 輸送 |
貯蔵 | |
・冷所 ・食品や飼料、酸化剤および塩基から離しておく ・消火により生じる流出物を収容するための用意 |
|
包装 | |
・破損しない包装 ・破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる ・食品や飼料と一緒に輸送してはならない |
ジブチルスズオキシド | ICSC: 0256 |
物理学的・化学的情報 | |
---|---|
物理的状態;外観
物理的危険性
化学的危険性
|
化学式: C8H18OSn/(C4H9)2SnO/(C8H18SnO)x |
暴露・健康への影響 | |
---|---|
曝露経路
短期曝露の影響
|
吸入の危険性
長期または反復曝露の影響
|
許容濃度 |
---|
TLV: (Snとして) 0.1 mg/m3 (TWA); 0.2 mg/m3 (STEL); (皮膚); A4(人における発がん性が分類できていない物質). EU-OEL: ((Snとして)): 2 mg/m3 (TWA);. MAK: (Snとして): 0.004 mg/m3;0.02 ppm; ピーク曝露限度カテゴリー: I(1); 皮膚吸収 (H); 発がん性カテゴリー: 4; 妊娠中のリスクグループ: B; |
環境 |
---|
・水生生物に対して強い毒性がある ・水生環境中で、長期にわたる影響を及ぼすことがある ・通常の使用法でも、環境中へ放出される ・不適切な廃棄などによる、さらなる放出を避けるよう十分注意すること |
注 |
---|
・この物質は、その安定性に依存して部分的な重合を生じるので、分子量は変化することがある ・この物質の、人の健康への影響に関するデータが不十分なので、最大の注意を払う必要がある |
付加情報 | ||
---|---|---|
欧州分類 記号:T, N; R:21-25-36/38-48/23/25-50/53; S:(1/2)-35-36/37/39-45-60-61; Note:A, 1 |
ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。 © 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021 |
|