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メチルアミンICSC: 0178 (9月 2002)
モノメチルアミン
メタンアミン
アミノメタン
CAS登録番号: 74-89-5
国連番号: 1061 (無水)
EINECS番号: 200-820-0

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 引火性がきわめて高い。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  気体/空気の混合気体は、爆発性である。  裸火禁止、火花禁止、禁煙。  密閉系、換気、防爆型電気設備および照明設備。 火花防止工具を使用する。  供給源を遮断する。それが不可能で、かつ周辺に危険が及ばなければ、燃え尽きるにまかせる。その他の場合は粉末消火剤、二酸化炭素を用いて消火する。  火災時:水を噴霧して圧力容器を冷却する。 安全な場所から消火作業を行う。 

 作業環境管理を厳密に!  
  症状 予防 応急処置
吸入 灼熱感。 咳。 頭痛。 息苦しさ。 息切れ。 咽頭痛。 「注」参照。  換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 半座位。 人工呼吸が必要なことがある。 医療機関に連絡する。 
皮膚 液体に触れた場合:凍傷。  保温手袋。 保護衣。  凍傷の場合:多量の水で洗い流し、衣服は脱がせない。 医療機関に連絡する。 
充血。 痛み。 かすみ眼。 重度の熱傷。  呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。   

漏洩物処理 分類・表示
・危険区域から立ち退く!
・専門家に相談する!
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣
・換気
・すべての発火源を取り除く
・液体に向けて水を噴射してはならない
・細かな噴霧水を用いて、ガスを除去する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):2.1 

貯蔵
・耐火設備
・冷所
 
包装
 
メチルアミン ICSC: 0178
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
特徴的な臭気のある、無色の 圧縮 液化気体。 

物理的危険性
この気体は空気とよく混合し、爆発性混合物を生成しやすい。 

化学的危険性
燃焼すると、分解する。 窒素酸化物などの有毒なフュームを生じる。 水溶液は、強塩基である。 酸と 激しく反応し、腐食性を示す。 強酸化剤と 激しく反応する。 プラスチック類、ゴムおよび被覆剤を侵す。 銅、亜鉛合金、アルミニウムおよび亜鉛めっき表面を侵す。 

化学式: CH5N / CH3NH2
分子量: 31.1
・沸点:-6℃
・融点:-93℃
・比重(水=1):0.7 (液体)
・水への溶解度(25℃) : 非常によく溶ける
・蒸気圧:304 kPa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):1.07
・引火点:引火性気体
・発火温度:430℃
・爆発限界:4.9-20.7 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):-0.71  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入。 

短期曝露の影響
本物質は眼および気道に対して、腐食性を示す。 高濃度を吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある。 「注」参照。 これらの影響は、遅れて現われることがある。 医学的な経過観察が必要である。 この液体が急速に気化すると、凍傷を引き起こすことがある。 

吸入の危険性
容器を開放すると、空気中でこの気体は、きわめて急速に有害濃度に達する。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
TLV: 5 ppm (TWA); 15 ppm (STEL);.
MAK: 6,4 mg/m3;5 ppm; ピーク曝露限度カテゴリー: I(2); 妊娠中のリスクグループ: C; 

環境
 

・圧力容器が漏出しているときは、気体が液状で漏れるのを防ぐため、洩れ口を上にする
・肺水腫の症状は 2~3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する
・したがって、安静と経過観察が不可欠である
・医師または医師が認定した者による、適切な吸入療法の、迅速な施行を検討する 

付加情報
  欧州分類
記号:F+, Xn; R:12-20-37/38-41; S:(2)-16-26-39 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
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