エチレンオキシド | ICSC: 0155 (7月 2015) |
酸化エチレン エチレンオキサイド オキシラン |
CAS登録番号: 75-21-8 |
国連番号: 1040 |
EINECS番号: 200-849-9 |
一次災害 | 予防 | 消火活動 | |
---|---|---|---|
火災・爆発 | 引火性がきわめて高い。 気体/空気の混合気体は、爆発性である。 加熱による分解で火災および爆発の危険性がある。 | 裸火禁止、火花禁止、禁煙。 密閉系、換気、防爆型電気設備および照明設備。 火花防止工具を使用する。 | 供給源を遮断する。それが不可能で、かつ周辺に危険が及ばなければ、燃え尽きるにまかせる。その他の場合は粉末消火剤、アルコール耐性消火剤、水噴霧、二酸化炭素を用いて消火する。 火災時:水を噴霧して圧力容器を冷却する。 安全な場所から消火作業を行う。 |
あらゆる接触を避ける! いずれの場合も医師に相談! | |||
---|---|---|---|
症状 | 予防 | 応急処置 | |
吸入 | 咳。 嗜眠。 頭痛。 吐き気。 咽頭痛。 嘔吐。 脱力感。 | 密閉系、または換気を使用する。 | 新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。 |
皮膚 | 吸収される可能性あり! 凍傷。 発赤。 痛み。 | 保護手袋。 保温手袋。 保護衣。 | 汚染された衣服を脱がせる。 凍傷の場合:多量の水で洗い流し、衣服は脱がせない。 多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 医療機関に連絡する。 |
眼 | 充血。 痛み。 かすみ眼。 | 呼吸用保護具と併用して、眼用保護具を着用する。 | 数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 |
経口摂取 | 作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。 |
漏洩物処理 | 分類・表示 |
---|---|
・危険区域から立ち退く! ・専門家に相談する! ・個人用保護具:自給式呼吸器付気密化学保護衣 ・換気 ・下水に流してはならない ・液体に向けて水を噴射してはならない ・細かな噴霧水を用いて、ガスを除去する |
国連GHS判定基準に準拠 極めて引火性の高いガス加圧ガス;熱すると爆発のおそれ を吸入すると有毒 重度の眼刺激 皮膚刺激 呼吸器系への刺激のおそれ 遺伝性疾患のおそれ 発がんのおそれ 輸送 |
貯蔵 | |
・耐火設備 ・冷所 |
|
包装 | |
エチレンオキシド | ICSC: 0155 |
物理学的・化学的情報 | |
---|---|
物理的状態;外観
物理的危険性
化学的危険性
|
化学式: C2H4O |
暴露・健康への影響 | |
---|---|
曝露経路
短期曝露の影響
|
吸入の危険性
長期または反復曝露の影響
|
許容濃度 |
---|
TLV: 1 ppm (TWA); (皮膚); A2(人における発がん性が疑われる物質); BEI (生物学的曝露指標)記載あり;. EU-OEL: 1.8 mg/m3, 1 ppm (TWA); (皮膚);. MAK: 皮膚吸収 (H); 発がん性カテゴリー: 2; 生殖細胞変異原性グループ: 2; |
環境 |
---|
・水生生物に対して有害である |
注 |
---|
・この物質により、喘息の症状を示した者は、以後この物質に接触しないこと ・喘息の症状は、2~3時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である ・圧力容器が漏出しているときは、気体が液状で漏れるのを防ぐため、洩れ口を上にする ・許容濃度を超えても、臭気として十分に感じないので注意すること |
付加情報 | ||
---|---|---|
欧州分類 記号:F+, T; R:45-46-12-23-36/37/38; S:53-45; Note:E |
ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。 © 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021 |
|