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二酸化炭素ICSC: 0021 (4月 2024)
炭酸ガス
CAS登録番号: 124-38-9
国連番号: 1013 (「注」参照)
EINECS番号: 204-696-9

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。      混触危険物との接触禁止: 「化学的危険性」参照。
 
周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。  火災時:水を噴霧して圧力容器を冷却する。 安全な場所から消火作業を行う。 

   
  症状 予防 応急処置
吸入 めまい。 頭痛。 血圧上昇。 心拍数増加。 動悸。 窒息。 意識喪失。  換気を使用する。  新鮮な空気、安静。 酸素処置が必要なことがある。 人工呼吸が必要なことがある。 医療機関に連絡する。 
皮膚 気体やドライアイスに触れた場合:凍傷。  保温手袋。  凍傷の場合:多量の水で洗い流し、衣服は脱がせない。 医療機関に連絡する。 
液体に触れた場合:凍傷。  安全眼鏡を着用する。  凍傷の場合:多量の水で洗い流す。 医療機関に連絡する。 
経口摂取      

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器
・できれば圧力容器の栓を閉める
・「注」参照
・換気
 

国連GHS判定基準に準拠

cylinder;gas
注意喚起語:警告
加圧ガス;熱すると爆発のおそれ 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):2.2 

貯蔵
・建物内にある場合、耐火設備
・冷所
・床面に沿って換気
 
包装
 
二酸化炭素 ICSC: 0021
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無臭の 無色の 圧縮 液化気体。 

物理的危険性
気体は空気より重く、低くなった場所では、滞留して酸素欠乏を引き起こすことがある。 「注」参照。 流動性が高い液体は凝縮し、きわめて低温のドライアイスを生成する。 This generates a frostbite hazard. 

化学的危険性
2000℃以上で分解する。 有毒な一酸化炭素を生じる。 アルカリ性化合物、金属粉末および強酸化剤と反応する。 火災または爆発の危険を生じる。 

化学式: CO2
分子量: 44.0
・昇華点:-78.5℃
・水への溶解度 :2 g/l (溶けにくい)
・蒸気圧:5720 kPa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):1.5
・log Pow (オクタノール/水分配係数):0.83  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入。 

短期曝露の影響
この液体が急速に気化すると、凍傷を引き起こすことがある。 高濃度を吸入すると、多くの臓器に影響を引き起こすことがある。 アシドーシスおよび機能障害を生じることがある。 高濃度で曝露すると、窒息を引き起こすことがある。 「注」参照。 

吸入の危険性
容器を開放すると、閉ざされた場所では窒息の危険を生じる。 

長期または反復曝露の影響
代謝に影響を与えることがある。 機能障害を生じることがある。 


許容濃度
TLV: 5000 ppm (TWA); 30000 ppm (STEL);.
EU-OEL: 9000 mg/m3, 5000 ppm (TWA); 

環境
 

・他の国連番号:1845 (二酸化炭素、固体(ドライアイス))、2187 (二酸化炭素、冷却液体)
・空気中の濃度が高いと、酸素の欠乏が起こり、意識喪失または死亡の危険を伴う
・区域内に入る前に酸素濃度を測定する
・中毒濃度に達していても、臭気として感じないので注意すること 

付加情報
  欧州分類
 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021